余白とリズム|靴とバッグのディスプレイ

VMDコンサルタントの藤井雅範です。
靴とバッグを見せるショーウインドウ
今日はショーウインドウのディスプレイのお話しを。
コレは靴とバッグを見せているショーウインドウです。
プロップス(小道具、演出小物)として使われているのは、商品である靴やバッグを入れている、白い箱ですね。
それに加えて、ウインドウのガラス面にカッティングシートの切り文字が貼られています。
そこには、取り扱っている靴やバッグのブランド名が記されています。
こういった極めてシンプルな構成。
プロップスに使われているカラーも箱の『白』と切り文字の『黒』のみ。
だから商品が引き立ちます。
そんな極めてミニマルな要素でできたこのショーウインドウ。
なのに、インパクトが有り、見やすい(つい見たくなる)のは、その配置方法にあります。
大胆な余白とリズムのある配置
大胆な余白
商品以外の余白が多い。
白い部分ですね。
壁も床も箱も白。
なので、商品に目が行きます。
リズムのある配置
商品が流れるようなリズム感をもって配置されています。
高い場所から低い場所へ、そして又高い場所へと。
更には、奥の壁際、その前、さらに前と奥行きを使いながら展開されています。
そして、ガラス面にカッティングシートの切り文字が、商品のリズムと同じカーブを描いている。
いや、切り文字のカーブに合わせて、商品を置いたのかな?
何でもないシンプルなショーウインドウ。
そこでの表現こそセンスが問われるのかもしれません。
余白とリズム。
見せる上では大切なで効果的なテクニックですね!
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