元々そこにある、場所や建物への思いを活かす|コンセプトショップ
the POOL aoyama
建物を壊してしまわずに、少しだけ手を加え、新しく生まれ変わらせる。
そんな手法は、好感が持てます。
その建物や空間に対する尊敬やあこがれさえ感じられますね。
藤原ヒロシさんプロデュースによるthe POOL aoyamaはそんな手法で展開されていました。
the POOL aoyamaについての過去記事です。↓
THE PARKING GINZA
それが閉店したと思ったら、今度は銀座にこんなお店が。
ソニービル地下に出来たTHE PARKING GIZA。
同じく藤原ヒロシさんのプロデュース。
今度は本当のパーキングではなかったようです。
しかし、地下にありパーキングに隣接した立地であることは真実。
あたかも本当に昨日まで駐車場として使われていたかのような内装です。
ご丁寧に料金所風の管理人小屋がレジになっている模様。
ここはフレンチレストランのマキシム・ド・パリの跡地でもあります。
あのザプール青山に続き、古い建物や空間を活かす手法です。
その建物・空間ありきでショップコンセプトを考え、MDを策定する。
そんな姿勢で行われているように見えます。
古くからその場所を訪れる人の思いを壊さず、かと言って寂れさすのではなく新しい場を提供する。
その場所へのオマージュを忘れずに・・・
そこは古い人だけではなく、新しい人が訪れる場所となる。
商品や空間デザインを真似するのではなく、こういった“スピリッツ”を真似ましょうね。
・・・・・そういうことです。
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