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『うつむく青年』に共感した、10代・・・

こんにちは!

VMDコンサルタントのMATT(マット)こと、藤井雅範です。

谷川俊太郎という詩人

谷川俊太郎さん。

昨年末亡くなった詩人です。

昨日、お別れの会が開かれたそうですね。

 

僕は15,6歳の頃から好きになりました。

その詩から感じられるのは

“反骨心”や“モノを斜めから見る視点”でした。

そこに共感しましたねぇ。

みなさんはいかがですか?

 

代表作とも言える『生きる』は大好きです。

ただそれだけでは、ここまで好きにならなかったかもしれません。

それ以外にも、僕が好きな作品。

それは『うつむく青年』です。

うつむく青年

“引用”させて頂きます。

ここから、谷川俊太郎さんの作品『うつむく青年』の引用です

「うつむいて

うつむくことで

君は私に問いかける

私が何に命を賭けているかを

よれよれのレインコートと

ポケットからはみ出したカレーパンと

まっすぐな矢のような魂と

それしか持っていない者の烈しさで

それしか持とうとしない者の気軽さで

 

うつむいて

うつむくことで

君は自分を主張する

君が何に命を賭けているかを

そる必要もないまばらな無精ひげと

子供のように細く汚れた首すじと

鉛よりも重い現在と

そんな形に自分で自分を追いつめて

そんな夢に自分で自分を組織して

 

うつむけば

うつむくことで

君は私に否という

否という君の言葉は聞こえないが

否という君の存在は私に見える

 

うつむいて

うつむくことで

君は生へと一歩踏み出す

初夏の陽はけやきの老樹に射していて

初夏の陽は君の頬にも射していて

君はそれには否とはいわない」

出所、引用元:うつむく青年 著者:谷川俊太郎 発行所:株式会社サンリオ

この詩『うつむく青年』は

当時10代半ば、やや捻くれて生きていた僕の心に、共感を持って響いてきたのです。

皆さんはどうお感じになりましたか?

 

谷川俊太郎さん、ご冥福をお祈り致します。

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