『VMD』とは『ディスプレイ』のことではありません!
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
先日セミナーに初めて参加してくれた方とお話していた時、こんな感想をいただきました。
「VMDのお話が聞けると思っていたら、マーケティングのお話まで聞けてお得なセミナーでした!」
そう声をかけていただきました。
とても嬉しかったです。
それとともに、「まだまだVMDとマーケティングは別物だと考えていらっしゃる方が多いのが現状なんだ」とも感じました。
VMDとは
“商品はもとより、店舗空間やスタッフの価値を視覚的に伝える「マーケティング活動」のこと”(マーケティング活動とは、売上を上げる為の活動全般のことを指します)
お店やブランドの価値を視覚的に伝える「マーケティング活動」=ビジネスとしてのシステムなんです。
商品のディスプレイも店舗環境もスタッフの制服やヴィジュアルもSNSやブログの見え方も、全て価値のある視覚情報なのです。
お客様にその価値が伝わるから売上がアップする。
僕がVMDを語る先には、これは外せない部分です。お客様に価値が伝わるから売上がアップする、ということ。
その中の“商品を視覚的に伝える”という部分を担うのが“ディスプレイ”という行為なわけです。
もちろんそこに関する技術は奥行きが深く、バリエーションは幅広いものがあります。
ただし“商品を視覚的に伝える”という部分だけを抜き出して話す場合は、『VMD』ではなく『ディスプレイ』という言葉を用いたほうがより正確である、ということです。
昔はディスプレイの技術だけで売れていた時代がありました。
その頃ならVMD=ディスプレイと捉えられても仕方がなかったのかもしれません。
しかし今は違う。
とても有効な手段であることは間違いないですが、それだけで売上はアップしません。
商品と店舗とスタッフの価値を、ディスプレイ技術やメディアのヴィジュアルといったプロモーションで表現し、コンシューマーに伝えていく活動。
それが『売上がアップするVMD』
そういうことだと思うのです。
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