30万のバッグが、たった1時間で売れた理由
こんにちは!
藤井雅範です。
先日、クライアント先の店舗での事です。
ヴィンテージのバッグやアクセサリーを扱うお店。
基本的にバッグはバッグ、アクセサリーはアクセサリーとアイテムごとにレイアウトしてありました。
洋服の展開を広げていきたいということで、初めてお店のファサードで展開することに。
そのときに提案させていただいたことについて買いてみます。
ハンギングにアクセントを
もともとはバッグやアクセサリーが中心のお店。
いきなり洋服だけのコーナーを設置するのも悪くはないのですが、アイテム同士の親和性を高めることでお互いを引き立てられたら・・・
そんな風に思ったんです。
ラックに配置された洋服はハイゲージのニットのアンサンブルが中心でした。
そこに洋服と同じハンガーを使ってバッグを掛けてみたんです。
秋冬の洋服とのコーディネートを考えて、ツイードのバッグ。
シャネルのヴィンテージものです。
さらにシャネルのパールのネックレスもハンガーを使ってかけてみました。
そうすることでラックにアクセントが出来たのです。
そのあと入っていらしたお客様、その洋服のラックにかかったシャネルのバッグを手に取りました。
フラットな印象のニットの間に挟まれたツイードのバッグが魅力的に見えたのでしょう。
しばらくミラーの前でお試ししてからお買い上げに。
実はこのバッグ、店頭展開されてから半年以上反応がなかった商品。
それまではずっとバッグの棚の中で展開されていました。
それがアパレルのラックにハンギングされてほんの1時間で売れた。
お店の方も随分と驚かれていました。
価格は30万円以上。
レイアウト替えの重要性
お店は生き物、と言われたりします。
その言葉には一理あります。
動きがない水は淀んでしまう様に、変化を出すことで商品は活き活きと輝きだす。
ときにはセオリーや常識を超えた発想で動かすことで、新しい魅力が出るのです。
コートを例に取ると、例えばこういう事
一般的にコートは重たく見えるので、目的がないと触ってもらいづらいアイテム
でも、コートのコーナーにボーダーやチェックのインナーを挿すことでコントラストが出て触ってもらいやすくなります
今まですっとこうだったからコレで良い
マニュアル通りだからそれで良い
モノが良ければ売れるはず・・・
そんな自動思考で仕事をしていては楽しくありません。
貴方の自由な発想が商品を生き返らせるのです。
やってみてくださいね!
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