コンペティターや敵情視察という言葉、やめませんか?
「コンペティターの売上はどうだった?」
「競合他社はどんな商品が売れてる?」
「敵情視察に行ってこい!」などなど
今でも時々耳にします。
僕もアパレルメーカー時代は使ってましたね〜
毎週の会議の半分くらいはコンペティター(競合他社)の話題だったかもしれない(笑)
でもね〜、コレって不毛なんですよ。
とっても不毛。
なぜかって?
それは、その会社やお店とあなたの会社やお店は違うから。
不毛な情報収集
もちろん“学ばせていただく”というスタンスで視察するのは良いことです。
どんどん売り場をみて学ぶほうが良い。
ダメな例はコレ↓
「コンペティターのお店ではコレが売れてるそうです」
「そうか、じゃすぐサンプル入手して作れ!」
「コンペティターはこんなキャンペーンで集客したそうです」
「ウチもキャンペーンをしよう!」
「コンペティターはこんなマネキン使って注目を集めていました」
「ウチもディスプレイを変えてみよう!」
やってた!やってた!、と思ってる方も多いのでは?(笑)
なんでコレがダメなのか?
だって理念が違うから、コンセプトが違うから。
或いはそもそも理念やコンセプトがないのかもしれません。
よしんばあったとしても、伝わらない内容だったり・・・
コンセプトが違うお店が、いくら他の店の真似をしても所詮はつけ刃。
一時的に効果があっても長続きはしない。
さらにコンペティターを気にするあまり、コロコロと変わり過ぎるのです。
商品もディスプレイも販促も接客も。
結果、顧客→固定客→ファン、とはなってくださらないのです。
自分のお店の軸を作る
大切なのは企業理念でありコンセプト。
それが伝わる内容なのかを見直しましょう。
それを理解した上で、視察を行い学ばせてもらうことです。
企業理念、コンセプトに関してはこちらも参考になりますよ↓
誰と戦ってるの?
敵情視察に沢山の時間やお金を掛けているみなさんへ
そんな情報を聞いて、
「あっ、今週も負けたよ〜」
「やった!今週は勝った〜」
そんなことを言うためにやっているんですか?
そのための時間やお金、もったいなくないですか?
そもそもコンペティター(競合他社)とか敵情視察といった言葉を使うの、もうやめませんか?
同業者はともに学ぶ仲間であって、戦争相手ではない。
戦ってしまうから、共倒れして業界自体が疲弊するのです。
あなたにはあなたのお店がある。
コンペティター(同業他社)ではなく
まず目の前のお客さんを見ましょう。
どうすればお客さんが喜んでくれるのか?
自らのコンセプトを基準に進めれば良い。
まず“軸”を作るのです。
その先に顧客→固定客→ファンとなったお客様が見えてくる、そう思います。
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