グレイトフル・デッドが教えてくれた・・・
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
ラジオからのニュース
今朝、街に向かって川沿いに車を走らせていました。
聴こえてくるのはいつも聴いているFM。
DJがこんな事を語っていました。
『グレイトフル・デッドが、毎年恒例の無料ダウンロード企画〈30Days of Dead〉を開始しました』
11月1日から30日まで、毎日1曲音源を無料でダウンロードできるそう・・・
???無料ダウンロード?毎年?
グレイトフル・デッドとは?
『グレイトフル・デッド (Grateful Dead) は、アメリカのロックバンド。1965年にカリフォルニア州サンフランシスコで結成された。グレイトフル・デッドの音楽はロック、フォーク、ジャズ、ブルーグラス、カントリー、ブルース、サイケデリック・ロックなど様々な要素を内包している。ライブの長時間にわたる即興演奏を信条としていた。
1960年代のヒッピー文化、サイケデリック文化を代表するアーティストである。デッドヘッズと呼ばれる熱狂的な追っかけファンが多く、ヒットチャートとはほとんど無縁の存在ながら、毎年のようにスタジアム・ツアーを行い、常にアメリカ国内のコンサートの年間収益では一、二を争う存在だった。日本では知名度が高くないが、本国アメリカではアメリカを代表する伝説的バンドとして認識されている。現在でも多くの熱狂的なファンがおり、メンバーの使用していた楽器などがオークションに出品されると高額落札がされる。』
・・・・・ウィキペディアより引用
1995年にリーダーのジェリー・ガルシアの死去に伴い解散したらしいが、「ザ・デッド」の名で他のメンバーは現在もライブ活動を行なっているらしい。
そういえば、以前こんな話を聞いた。
ボクのマーケティングの師匠の藤村正宏先生から。
『ふつうライブ会場に行くと、録音禁止だよね。
グレイトフルデッドは録音OKにしたんだ。
録音OKだから、沢山シェアされる。
そうする事で、お客さんが自然とエバンジェリスト(伝道師)となって、自分たちを宣伝してくれる。
一般的には全く考えられないよね。
でもそのおかげで、結成50年近い今でも熱狂的なファンに支持されている。
グレイトフル・デッドは商品をイノヴェーションするのではなく、ビジネスモデルをイノヴェーションしたんだ』
藤村先生のブログはこちらから↓
グレイトフル・デッドは他のロックバンドがやらない方法、違う発信、自分たちらしさを出していった様です。
音楽自体も、他のライバルがやらないカテゴリー(分野のミックス、即興重視の長時間演奏)
ファンをとっても大切にして交流する。
ファンとの会報紙にはとっても個人的な事(子供の誕生など)もいとわずに書いたそう。
宣伝販促手法も他とは全く逆(ライブ録音OK!)
こうする事で、ライバルとは全く違う独自性をだしていった。
他と較べる事の出来ない新しいカテゴリーを作る事に成功したのです。
ビジネスのヒントになるロックバンド
これって、これからのビジネスにとってもヒントになる。
他と争うのではなく、自分の強みを活かす。
仕事や職種や趣味や好きな事をミックス(掛け合わせる)する事で唯一無二の存在になる。
ある種の分野では圧倒的になるってことですね。
それをソーシャルメディア等を使って発信・交流する。
グレイトフル・デッドが会報誌で交流したりライブ会場で音源をシェアしたようにね。
・・・・・そういう事です。
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