スニーカーの発祥、ご存知ですか?|マイ・スニーカー・ストーリー
スニーカーの快適さを感じた瞬間!
先日、スニーカーの快適さを感じた場面がありました。
その日はコードバンの靴を履いていたのですが、昼から雨が降り出した。
傘で避けられそうもない雨。
なのでタクシーでホテルに戻り、スニーカーに履き替えました。
すると、さっきまで硬い革に締め付けられていた足が、とても心地良い開放感に包まれたのです。
「メッチャ快適やん、スニーカーって!」
普段は一日中同じ靴を履いている事が多いので、あまりわからなかった感覚・・・
マイ・スニーカー・ストーリー
ところで、スニーカーの発祥ってご存知ですか?
村上春樹さんがエッセイに綴っているので、少しご紹介しますね。
ナルホド、SNEAKは「こそこそ歩く」という意味なんだ!
以下あらすじ
スニーカーは、ジェームズ・P・ブラッドリーさんというボストンの馬具屋によって発明された。
当初は馬の蹄鉄をゴム底にしたのが始まり。
音を立てずに歩く馬として騎兵隊に採用されたものの、その成果は芳しいものではなかったようです。
その後、「人間の靴の底にゴムがあっても良いじゃないか」とブラッドリーさんは発想を進化させた。
“ブラッドリー式ゴム底靴”は、やがてSNEAKERS(卑劣な人たち)と呼ばれ一般に広まっていった。
保守的で穏やかなボストンの市民たちは、この音も立てずにこそこそ歩けるブラッドリーさんの発明物に対して相当うんざりして、このような名前をつけた模様。
・・・・・えーっ、うそだったのーっ?
このように、村上春樹さんは時々嘘をつきます(笑)
結構壮大な嘘もあるんですよ!作品の中で。
まぁこれはたいした嘘ではないけれど、コロっと騙されてしまいます。
でも夢があって良いですね、なんとなく・・・
※この村上春樹さんの作品は『象工場のハッピーエンド』というエッセイ集に収められている「マイ・スニーカー・ストーリー」という一文。
安西水丸さんの挿絵が作品のイメージを広げてくれます。
ダウンロードではなく、実際の書籍として所有しておきたい本ですよ。
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