その商品、ただ並べていませんか? VMDコンサルタントが教える『単体商品の魅力を3倍にする』陳列テクニック
こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。
ファッション関連のお店では、一つのアイテムの専門店も沢山あります。
帽子屋さん、サングラス屋さん、靴屋さん、メンズならワイシャツの専門店などもありますよね。
そういった一つのアイテムを見せる場合、『商品が一つのアイテムなので、陳列が単調になりやすい』という難しさがあります。
だからこそ、陳列の『緻密な工夫』が、店舗やブランドのこだわりや商品の価値を伝え、お客様を惹きつける最大の差別化要因になります。
今日は、サングラスと靴を例に、その具体的な陳列テクニックを解説しますね。
サングラスの事例

サングラスの場合、一つの棚に同じ様なデザインを色違いで集める。
棚ごとにフォルムが分かれているわけです。
基本的に商品カラーの違いがわかる様に正面を向ける。
そして、1番右側はサイド(テンプル)のデザインを強調する様に横を向ける。
【VMD的ロジック】
正面向きで『カラーバリエーション(情報)』を網羅的に伝え、横向きで『サイドのデザイン(こだわり)』というディテールへの興味を喚起し、手に取らせるのです。
靴の事例

靴の場合、一つの棚や仕切りの中で基本のシルエット(トゥのデザイン)を集める。
基本的にカラーの違いがわかる様に正面を向ける。
そして一足だけサイドを向けて置き、デザインとヒールの高さを表現する。
この様に、扱っているアイテムは一つだとしても見せ方の工夫でお客様の目を惹く事。
これが大切です。
【VMD的ロジック】
正面向きで『トウのシルエット』と『カラー展開』という基本的な情報を伝えつつ、横向きの一足で『ヒールの高さや素材感』という着用イメージを伝え、購買行動へ導くのです。
こういった店頭での一工夫で、お客様が『立ち止まる』『見る』『触れる』という購買行動のステップを、確実に進んでくださるのです。
あなたの扱っている商品では、その『一つ一つの商品価値』を最大限に伝える緻密な陳列戦略が適用されていますか?
商品の魅力を3倍にする VMD の陳列テクニックや、専門店特有の VMD 戦略について、ぜひお気軽にご相談くださいね!


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