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『一番売れているもの』を見せ場に置くな! VMDで集客・売上を両立させる『見せ場』の正しい使い方

こんにちは!

VMDコンサルタントのMATTこと藤井雅範です。

 

お客様がお店を目にする時、その第一印象になるポイントはファサード(お店の顔・通路に面したお店の前面の事)であったり、VP(ヴィジュアル・プレゼンテーション:ショーウインドウやメインのディスプレイの事)であったりします。

特にVPという部分はお店で最初に目につくディスプレイ・スペースなので、そのお店のコンセプトを表現したり、目立つ商品を展開したり、少し季節を先取りした商品を展開することが多いのです。

 

しかし、時々こんなお話を耳にします。

『一番目につく目立つ場所には一番売れてる商品を見せて、もっと売ったら良い・・・』という様な内容です。

この誤解こそが、集客力と売上効率の両方を下げています。

僕はVMDに関わる仕事をもう40年していて、実感していることがあります。

それは『見せ場(VP)』と『売り場(IP)』は役割が全く違う、ということです。

役割区分

VMD 名称

目的(何を達成するか)

VMD 機能(何を表現するか)

見せ場

VP(ヴィジュアル・プレゼンテーション)

集客と入店

コンセプトトレンド(季節の先取り)独自性(目を引く色柄)

売り場

IP(アイテム・プレゼンテーション)

購買と客単価

売れ筋買いやすさ在庫量(サイズ・色・価格情報)

 

【VMDの鉄則:VPとIPの役割】

VP(見せ場)の役割: お店の前を通るお客様に気付いてもらい、興味を感じてもらう事。

そして『入ってみようかな?』と思ってもらうこと。(集客・コンセプトの訴求機能)

 

IP(売り場)の役割: よく売れているもの、売れ筋を買いやすく展開すること。
お客様がストレスなく商品を選び、購買を完了させること。(販売促進・在庫管理機能)

 

いかがですか?

『見せ場』と『売り場』は役割が違う、このニュアンス通じましたか?

この二つの役割が店内で正しく機能し、VPで生まれた興味を、スムーズにIPでの購買へと繋げる『動線設計』こそが、売上アップの鍵です。

一度あなたのお店もこうした目線でチェックしてみてくださいね!

あなたの店のVPIPは、集客と売上を最大化するよう、正しく役割分担されていますか?

VMDのプロによる『VPIP戦略診断』をぜひご相談くださいね!

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