ハンガーラックの新しい常識?お客様を惹きつけるVMDハンギング術

こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。
みなさんは最近、アパレルのお店でこんなハンギング(商品陳列)を見かけたことはありませんか?
下は僕が最近見かけたハンギングの写真です。
インナー・アウター・ボトムといった3枚程度のアイテムが、一つのセットとしてハンガーにかけられているんです。
しかも、それぞれのセットが、前後を大きく開けて陳列されている。
通常のハンギングは、同じアイテムや色でまとめて並べられていることが多いですよね。
でも、最近よく見かけるこの新しい表現は、一目見ただけで一つのコーディネートが完成しているのが特徴です。
この陳列方法、実は VMD の観点から見ると、お客様の購買意欲を大きく高める工夫が隠されているんです。
なぜ、このハンギングがお客様を惹きつけるのか?
この新しいハンギング方法は、お客様にこんなメリットをもたらします。
- 直感的に「着こなし」を理解できる 一目見ただけで、「この3つのアイテムを組み合わせると、こんなスタイルになるんだ!」と直感的に分かります。
たくさんのアイテムの中から自分でコーディネートを考える手間が省け、「これ欲しい!」という気持ちにすぐにつながります。 - 試着が楽しくなる コーディネートされたセットが前後を大きく開けて並んでいると、ついその組み合わせで試着してみたくなりますよね。
さらに、その前後にある他のセットとアイテムを入れ替えてみたりと、お客様自身が「試着を遊び」として楽しむようになります。 - お店の「こだわり」が伝わる このハンギング方法には、単に商品を並べるだけでなく、「テイストや素材に共通項を持たせる」という大切なポイントがあります。
たとえば、すべてのセットが「リネン素材」で揃えられていたり、「大人カジュアル」というテイストで統一されていたり。
BAGなどの雑貨も一緒にハンギングされていたり。
これにより、お客様に「このお店は、こういう雰囲気を大切にしているんだな」というこだわりが伝わり、お店への信頼感も高まります。
あなたのお店は、お客様に「着こなし」を伝えていますか?
お客様に「どう着こなすか」というヒントを明確に伝えることは、売上アップに直結するだけでなく、お客様とのコミュニケーションを深める大切な一歩です。
この記事を読んで、みなさんの「VMDハンギング」に対する考えは変わりましたか?
「このハンギング、うちのお店でもやってみたい!」と感じた方は、ぜひコメントで教えてくださいね!
もちろん、「具体的にどうすればいいんだろう?」「うちのお店にはどんな方法が合うの?」といったご相談も大歓迎です。
お客様に喜んでもらい、お店の売上も上がる VMD のヒントを、一緒に考えていきましょう。
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