カラーパレットはお客さんの満足度を高める!?
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
SKUを絞る
一般的にロスを省こうとするとSKUを絞り込もうとします。
SKUとは?:ストック・キーピング・ユニット
最小管理単位、すなわち販売する最小の単位のことです。
一つの品番の商品をサイズ別、色別に分類した最小単位。
EX:1
一つの品番で、4色で3サイズ展開しているTシャツがあるとすると
4×3=12SKU と数えられます。
「そのシャツのSKUは12だね」と、こんなふうに使われるわけですね。
SKUを広げる
通常、不良在庫に繋がる場合が多いのでSKUは絞り込みがちです。
しかし例外もあります。
それはカラーパレットの様な表現をお店で行いインパクトを付けたりする場合
売り場自体の魅力アップにもなり、お客さんを売り場に吸引する効果もありますね。
満足度の高いお買い物
そして大切なことは、お客さんが感じる“お買い物への満足度”です。
「こんなに沢山の中から自分に似合う色のデニムを選んだ!」という満足感。
「自分の好きな色の時計をようやく見つけることが出来た!」という満足感。
こういったことを優先する場合には、あえてSKU(この場合はカラー展開)を広げた商品構成にするというわけです。
ただ、すべての色すべてのサイズの在庫を充実させることは不良在庫の増大にもつながります。
いわば“諸刃の剣”
そこで
- 多店舗展開し、店舗間移動を活用して在庫リスクを減らす。
- SKU別の売れ筋動向を見極めながら発注にメリハリをつける。
- 定番商品として長く販売する。
- 売れ行きの悪いSKUは受注してからの発注にする。多少お待たせしても、却って希少感を与えることで満足度も両立させる。
こういった工夫は並行して行うべきです。
ロスを最小限にしながらお客さんの満足度を高める。
ここを目指したいですよね!
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