入店率を向上させる為に・・・

公開日: VMD事例, 入店客数

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

あなたは自分のお店を外からチェックしてみていますか?

普段お店の中にいると、外からの見え方に気がつかないときがあるものです。

お客さんの視線でお店がどんな風に見えて来るのか?

実際に遠くから歩いてきて確認すること。

コレを習慣にしていきたいですね。

もったいない事例

例えばこんな事例があります。

ショーウインドウ。

正面から見ればこんな見え方。

 

Before 正面から見たところ

Before 正面から見たところ

Before 斜めから見たところ

Before 斜めから見たところ

特におかしくは見えないですよね?

でもね、ココの前の通路は幅もせまく、正面からよく見える場所はお向かいのお店の中なんです。

しかもお向かいのお店は和装小物屋さん。

ターゲットが違う・・・

お店の前の通行客の導線をみれば、圧倒的に手前から奥へという流れ。

正面から見えるのは通り過ぎる瞬間に横を向いたときだけ。

なのにどうしてこのディスプレイは正面を向いているのでしょう???

こんな風に変えてみた。

トルソー(ボディ)の向きを導線である手前側に向けて斜めに配置。

手前からの視認性を遮っていた大きなバッグの什器も移動させました。

After 斜めから

After 斜めから見たところ

するとどうでしょう。

この入り口からの入店率が向上しました。

 

よくよく考えてみたらあたりまえのことをしたまでです。

お客様がやって来る方からよく見えるようにディスプレイの向きを返る。

邪魔な什器はどける。

ではなぜコレが出来ていなかったのでしょう???

ディスプレイはお店の外側に向けておくもの。店の前を通る人に触ってもらえるように、バッグの什器は前に出しておこう。

そんな思い込みがあるから・・・

全ては思い込み、なんです。

コレでは全くお客様が見えていない。

お店のスタッフは基本的にお店の中に居る時間が圧倒的に長い。だから、客観的にお店を見る事が少ない。ついついお店の中からお客様を観察しているんですね。すると、お店の中にお客様に入っていらっしゃってもらう為に、店の外に向けてトルソー(ボディ)を見せよう、触ってもらえるようにバッグの什器を通路に置いてみよう、となるわけです。それが実は入店を阻害する要因になってしまっていたりする・・・

まとめ

お店の外に出る事です。

客観的にチェックする。

お客様が、お店を発見して、お店に入るまでの導線を実際にたどってみるんです。

その行動がスムーズに行なわれるように、トルソー(ボディ)の向きや位置や高さ、什器の向きや位置や高さ、通路幅の確保といったことを確認する事です。

お客様の目線、気持ちになって再確認する。

いわばセルフチェックですね。

それを習慣づけて行ないましょう。

 

・・・・・そういう事です。

 

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

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VMD基本用語説明

VMD:ヴィジュアル・マーチャンダイジング→ お客様にあなたのお店(あなたのブランド)の価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”。そのシステムのことをさす場合もある。

VP:ヴィジュアル・プレゼンテーション→ そのお店のMDの特徴やコンセプトを表現すること、またはそのスペースのこと。一般的にはお店のファサード(入り口、通路面のお店の顔の部分)にあるショーウインドウやステージ上で数体のスタイルをまとめてみせる場合が多い。

IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

PP:ポイント・オブ・パーチェス・プレゼンテーション→ IPされている商品群をピックアップして、着こなしや着回し使い方を表現すること、またはそのスペースのこと。いわゆるPOPもこのPPの一部に分類されます。

ファサード:お店の顔→ そのお店の外部の通路に面した部分をさします。特に、入店客数に影響を与えるスペースでもあります。

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