これからのビジネスのヒントはサンフランシスコにある!

公開日: マーケティング

VMDコンサルタントの藤井雅範(ふじいまさのり)です。

地方都市の変貌

ボクはもうかれこれ30年ほど、日本中のあちこちの街を訪れて仕事をしています。

北海道から沖縄まで。

仕事で行かなかった県は、おそらく山梨県だけかな?

20年以上前は、百貨店や商店街のお店に行くことが多かったですね。

それぞれの街で地域性が感じられた時代。

商店街から少し外れた路地に、意外なほどこだわりのセレクトが見られるショップを発見したり。

地域のお客様としっかり結びついた、独自性の高いお店が多かったなぁ。

しかし15年ほど前からの大型ショッピングセンターの台頭により徐々に地方の商店街は寂れてきました。

特色のある地方百貨店も減少してきたように思います。

目立つのは、日本中で同じような展開を行っているショッピングセンターばかり、という傾向になりましたよね。

その中に入るテナントも日本中似たり寄ったり。

 

ファッション以外のお店もそうです。

今は日本中で同じようなファーストフード、コーヒーショップ、レストランチェーン店があります。

苦境に立たされていると言われている大型家電量販店も、日本中にある。

そんなお店ができることで地方都市も確かに便利になって、メリットもあったかもしれないけれど・・・

昔行った街に久しぶりに降り立つと愕然とすることがあります。

シャター街と化した商店街。

どこにでもある大型ショッピングモール。

閉店してしまった美味しい定食屋。

どこにでもあるレストランチェーン店。

休憩に利用した地元の人たちの憩いの場であった喫茶店はなくなり、チェーン展開のコーヒーショップになってしまっていて・・・

地方に行く面白み、楽しみが大きく減少しました。

意外?サンフランシスコに注目!

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しかしこれからは流れが変わると思う。

これまでの大量生産・大量消費・マスでの発信といったものの限界がすでに来ていますよね。

そして興味深いお話。

これからの小売業のヒントを指し示す都市として『サンフランシスコ』があるそうです。

雑誌『cal』の7月号にサンフランシスコのユニークなショップが紹介されていました。

(記事ではそんなユニークなショップを「ローカルカンパニー」「ローカルブランド」と表現されていました)

・人を惹きつけてやまないパンを焼くチャド・ロバートソンのお店『TARTINE BAKERY&CAFE』

・天然皮革とオーガニックコットンを使ったサンフランシスコ・メイドの頑丈なトートバッグを売るお店『JOSHU+VELA』

・日本の伝統染め技術とサンフランシスコ・デザインを融合させた、バッグやクルタ(インドの民族衣装)のお店『st/Co.』

・サードウェーブコーヒー(コーヒーをカルチャーとして捉えたお店、一杯ずつドリップしてサービスするスタイル)の代表格、サンフランシスコ対岸のオークランド発祥の『ブルーボトルコーヒー』(東京にも出店されて人気ですね!)

 などなど・・・

サンフランシスコという街は、実はこんなお店がとても多いそうです。

記事を読んでいて感じたキーワード。

それはこんなことです。

手作り・オーガニック・フェアトレード・人のぬくもり・コミュニケーション・伝統・地域性

サンフランシスコにはマクドナルドもバーガーキングもスターバックスも、あるにはあります。

でそ、ひっそりと息をひそめて営業しているかのように見えるらしい。

大量生産・大量消費の象徴のようなアメリカ。

その中でも大都市であるサンフランシスコはこのような側面を持っているようです。

ちょっと意外ですね!

ボクも寄稿させていただいた雑誌『商業界』の8月号

その中の『編集長からの手紙』というページで笹井編集長もこう書かれています。

『サンフランシスコ郊外にある「レインボー・グロサリー・コープ」は年商40億円、従業員給与は同業のおよそ2倍という繁盛店。協同組合形態の自然食品マーケットで、社内の上下関係を最小にするため、店長は存在しません。店舗運営、そして経営の全てを店舗で働く人々からなる委員会で決定していますー中略ー「自分で仕入れたものをお客様と接しながら販売する。仲間と協力しながら、店をより良いものにしていく。それができるから、僕はこの店で働くことが好きなんです」効率第一に業務を細分化した日本の商業が失った“働く喜び”がそこにありました。』

サンフランシスコには学ぶべき側面がたくさんありそうですね!

まとめ

地域性や伝統や手作りやオーガニック、こんなキーワードの商品をお客様とコミュニケーションをとりながら提供する。

そこに働く人たちは“働く喜び”を感じている。

そんなお店や会社。

日本にも昔は普通にあったはずなのに・・・

でもこれからは、再びそんなお店や会社が増えてゆくと思います。

大量生産・大量消費の不毛さに気づき始め、マスメディアよりもソーシャルメディアの影響による消費が動き出しているから。

 

・・・・・そういうことです。

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藤井 雅範

代表 VMDコンサルタント株式会社ライトハウス
アパレルメーカー 株式会社ワールドにて28年と9ヶ月、一貫してVMDの専門職に従事。レディス、メンズ、雑貨ブランド。セレクト、ファミリー及びスポーツ業態のVMDを経験。複数の事業部にてVMDマネージャーを歴任。エクスペリエンス・マーケティング実践塾55期生。《藤井雅範のプロフィール》

Comment

  1. あおきゆき より:

    藤井様

    私の出身地の栃木でもお仕事された事があるのですかー^ ^?
    どこのデパートだろ、、、笑

    ありがとうございます!

    青木由紀

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IP:アイテム・プレゼンテーション→ そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのこと。

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