朝の連ドラ『べっぴんさん』に学ぶビジネスのヒント2

昨日の記事の続き。

 

百貨店に出店してみたものの・・・

朝の連続ドラマ小説『べっぴんさん』

子供服の製造と小売を手がける主人公の“すみれ”と若い主婦たち。

彼女たちが百貨店で期間限定ショップを出店できることになりました。

阪急梅田駅駅旧コンコース側入口

阪急百貨店の梅田駅旧コンコース側入口(現存していません)

しかし当初の三日間はお客様がいらっしゃらない状態。

その売場にいらっしゃるのは年配の方ばかりなのです。

 

ターゲットに届く販促とは?

そこで、ポスターを作って掲示することを思いつきます。

そして子供のいる若い主婦がいそうな場所に貼っていったのです。

商店街や、保育所になっている教会などにポスターを貼って回った。

すると、面白いようにそのポスターの反応が現れました。

ターゲットである、小さな子供を持つ若い主婦たちが百貨店に集まってきたのです。

 

すみれ達のポスターによる発信は見事に成功しました。

ターゲットに届いた、ということです。

当時はファッション雑誌などもまだなかった戦後すぐの時代です。

ポスター”というアイテムが強力な販促物だったのですね。

それをターゲットに届くような場所に掲示していったことが成功したのです。

 

今の時代なら、すみれたちはどうしたでしょうか?

ファッション雑誌に出稿?

短期間の出店に対しては投資が大きすぎますよね?

 

やはりSNSを駆使したことでしょう。

Instagramに、#子供服 #キアリス(ブランド名です) #大急(百貨店名)などのハッシュタグを付けて。

それに自分たちの商品が魅力的に見える写真を投稿し、Twitterで拡散する。

そんな行動を取ったかもしれません。

今は、SNSが強力なツールであり、なかでもInstagramやTwitterが若い主婦に届きやすい場、だから。

実際今もそのようにして、リアル店舗にお客様を呼び込んでいらっしゃるお店はたくさんあります。

 

その昔、百貨店が強い集客力を持っていた時代でも、ターゲットに届くような販促が有効であったということです。

今のような情報過多&オーバーストアの状態では、ターゲットに届く発信をとそのためのアイテムの選択に、さらに留意することが必要ですね。

 

・・・・・そういうことです。

 

 

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