コーディネートや着回しを表現すると、商品の価値は高く伝わる!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
ファッションというのはコーディネートが要です。
だからコーディネートで表現した方がその価値は伝わりやすい。
コーディネートで商品の価値を高く伝えよう!
例えばこういうことです。
一枚のVネックの白いTシャツがあったとします。それをネイビーのテーラードジャケットに合わせる。ジャケットのポケットにはドットのポケットチーフを挿して。するとそのTシャツはとてもキレイメに上品に感じられる。今度はこの春夏に良く出ているアイスブルーのデニムに合わせる。足元は素足にスニーカー。するとそのTシャツはとてもカジュアルでリラックスした感じを与える。
一枚のオックスフォードのボタンダウンシャツがあったとします。色はネイビー。同じネイビーのジャケットに合わせて、白×ネイビーのボーダーのニットタイを合わせる。シックで洗練されたオフォシャルにもOKなスタイルになります。今度はインナーに白×ネイビーのボーダーのタンクトップを合わせる。ボトムは白のショートパンツ、靴は素足にアンクレット+デッキシューズ。するとそのオックスフォードシャツはリゾートでのマリンスタイルに変身する。
このように一枚のTシャツやボタンダウンシャツが、コーディネート次第で大きく変化します。
もしも、単にただ畳んでおかれているだけだったり、ハンガーにかけられただけの状態ではこんなコーディネートの広がりはわからない。
お客様に商品の価値が伝わらないってことです。
だから表現するんですね。
トルソーやマネキンに着せて見せる。
ハンガーバーにフェイスアウトしてコーディネートを組んで見せる。
スタッフがコーディネート着用して見せる。
POPやカタログでコーディネートを伝える・・・・・
こうすることで商品の価値が高く伝わるから。
Keisuke okunoya
アパレルメーカーのピーアイにKeisuke okunoyaというブランドがあります。
このブランドはピーアイの社長であり、ブランドのプロデューサーでもある奥ノ谷圭祐さんが、ソーシャルメディア上でつながりのある方限定で販売している商品。
決して上代は安くはないが、商品のクオリティは非常に高い。
それを奥ノ谷社長自身がソーシャルメディア上で発表し受注をとる。
その際には自身がモデルとなり着こなしを見せたり・・・
どの商品も販売開始後わずか数日で完売する。
そして届けられた商品とともに、奥ノ谷社長自身による手書きのお手紙や取り扱いを楽しく開設した『Sentaku Walker』という冊子。
奥ノ谷社長自身がモデルとなりコーディネートの広がりを表現した着回しMAPまで添えられている。
そして購入されたお客様はそのコーディネートMAPを見てオシャレに変身し、自身の姿をSNSで投稿する。
フェイスブックには購入された方のみが参加出来るグループまであり、そこでもお客様による投稿が盛ん。
コーディネートだけではなく、お手入れ方法や保管の方法などが頻繁に投稿される。
そんなSNS上での露出がまた次の発表アイテムへの期待感を生む・・・
こんな好循環が続いています。
もちろんこんなことが可能なのは、奥ノ谷社長のキャラクター、人間性及びソーシャルメディア上の影響度が非常に高いということだからなせる技なのかもしれません。
しかし、コーディネートを表現したり、お手入れ方法をお伝えしたり、お手紙を書いたりすることは誰でも真似が出来ます。
まとめ
モノとしての一点の商品。
それだけでは価値が伝わりません。
まずはコーディネート、着回しを表現することから始めましょう。
お客様に商品の価値が高く伝わるように
・・・・・そういうことです。
藤井様
なるほどー!、、、
これがコーディネイト提案というものですね!
VネックのTシャツも、オックスフォードのシャツも、あんなにくっきりはっきり具体的に素敵なコーディネイトの提案ができたら、お客様もご納得ですし、そうしてみたくなりますね^ ^
私も藤井様のようになりたいですー!
そして、奥ノ谷社長が直々にお手紙を書かれているなんて、、、!
素敵ですね!
服とお客様への愛を感じました^ ^
見習います!
ありがとうございます!
青木由紀