ライフスタイルショップに大切なもの・・・
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
専門店のメリット
専門店というものがあります。
例えば、帽子の専門店。
帽子というひとつのアイテムを扱っている。
例えば、ボトムの専門店。
パンツばかりを扱っている。
同じアイテムばかりだと、メリットも沢山あります。
ハード面でいうとこんな感じです。
内装や什器の設計、
商品の全てのサイズ感がほぼ同じ、
なのでとっても設計し易い。
そして、出来上がってからも使い易い。
棚と棚の感覚や奥行きといったサイズ感、
いわゆるモジュール(機能単位、規格単位)が決まり易い。
だから設計もし易く、運用もし易い。
その商品の一番良く見える表情で陳列が出来る。
すなわちお客様にとっても、商品の良さが伝わり易いお店になる。
沢山のアイテムがあるお店
対して、アイテムが沢山あるお店。
最近はライフスタイルショップがブーム。
カテゴリーもアイテムも多く展開しているお店が増えていますね。
そういったお店では、運用能力が大切です。
特にVMDの運用能力。
これの有る無しで、そのお店の価値の伝わり方は大きく変化します。
先日『VMDに大切な資質はコーディネート能力』と言った主旨の記事を書きました↓
そうです。
ライフスタイルショップでは、コーディネート能力がとっても大切。
コーディネート能力がないと、単なる寄せ集め。
店舗の設計も難しく、可動什器ばかりのお店になりがち。
VMDの運用能力がないと、商品がよく見えません。
カテゴリーを広げ、アイテムを広げた意味が伝わらない。
却って「何屋さんなの?」という印象を与えかねません。
逆にコーディネート能力があるとライフスタイルが伝わり易くなる。
例えば、トレッキングブーツ(登山用のブーツ)。
これに合わせるネルシャツと、ツイードの帽子、ブッシュパンツ(太ももの前の部分にポケットが貼付けられたコーデュロイやデニムのパンツ)にアラジンのチェック柄の水筒に山のガイドブック。
これらがコーディネートされていると、思わずピクニックに出かけたくなる。
そんなシーンが彷彿されますよね!
シーンが感じられる事で、ひとつひとつの「モノ」が活き活きと価値が高く見えてくるから不思議です。
まとめ
ライフスタイルショップならこんな感じのコーディネートもお手の物かも知れない。
内装・什器への対応もコーディネート能力次第です。
上記の様なアイテムを、ハンガーラックにかけてみせるのか?
平台に広げて(畳んで)置いてみせるのか?
はたまた棚に並べて表現するのか?
コーディネート能力と、表現のセンスがあれば如何ようにも応用が利きます。
VMDを専門とする人には是非コーディネート能力を身につけていただきたい。
とっても役に立つと思うから。
・・・・・そういう事です。
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