単品販売の限界を突破! VMDコンサルタントが教える IP(売り場)で『セット率を2倍』にする連動陳列手法
こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。
以前、この様な記事を書きました。
今日はその続編とも言える記事を書きます。
今回のポイントはズバリ『セット率』です。
この『セット率』を上げることができると『(お買い上げ)客単価』をアップさせることができます。
つまり、『(お買い上げ)一点単価』に変化がなくても『お買い上げ客単価』が上がる、ということ。
「お客様は来てくれるのに、なぜか単品のお買い上げばかり・・・」
「商品構成はトータルアイテムあるのに・・・」
あなたのお店の提案するコーディネートやスタイリングはお客様に伝わっていますか?
えっ、ちゃんとウインドウやトルソーには着せているって?
もちろんそれも大切です。
でも、もっと伝える方法があるんです。
多くのお店は、ウインドウやトルソーのPP(提案)ではコーディネートを見せますが、IPスペース(売り場)に入ると単品陳列に戻ってしまいます。
お客様は、IPスペースで初めて『買う』という具体的な行動を起こします。
つまり、IPスペースでの VMD こそが、セット率アップの鍵を握っているのです。
例えば以下の様なこと。
できているかチェックしてみてくださいね。
◻︎コートがハンギングされているラックに、コーディネートするストールやマフラーを一緒にハンギングしていますか?
◻︎ジレ(ベスト)をハンギングするときには、インナー(ブラウスやTシャツ)を組んでいますか?
◻︎Yシャツ売り場にはコーディネートできるネクタイをセットできる様に見せていますか?
◻︎パンツのループにあらかじめベルトをコーディネートしている箇所がありますか?
◻︎スタイリングラック(インナー、アウター、ボトム、ファッショングッズ、アクセサリーを同じラックにハンギングする)を作っていますか?
さて、あなたの IPスペースは、チェックリストの項目を満たしていますか?
ポイントはお客様が自然と、『あぁこんなコーディネートができるんだ。同時に買っておいても良いな』と感じてもらえることです。
ただ、アイテムを横に置いただけではセット率は上がりません。
例えば、ストールをハンガーに掛ける『位置、高さ、触れやすさ』など、お客様の無意識の動線と手の動きを計算した VMD ロジックが必要なのです。
自己流の連動陳列は、お客様に『雑然とした売り場』という印象を与え、かえってセット率を下げてしまうリスクがあります。
コーディネートやスタイリングをお客様に伝えるのは、ウインドウやトルソーだけではありません。IPスぺース(売り場)の展開方法でも伝わる工夫をしていきましょう。
『客単価』アップを確実にするには、IPスペースの VMD 戦略が不可欠です。
あなたの IPスペースを、単品陳列から『セット購入への最短導線』へと抜本的に設計し直し、セット率・客単価を最大化しませんか?
手法がわかりにくい方は、ぜひご相談くださいね!

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