美味しいカレーは“しあわせ”にしてくれる その①

こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)です。
カレーが好き!
僕はカレーが大好きです!
小さな頃、母が家で作ってくれたカレーが好きになりました。
当時は、兄は大食い。見た目は痩せているのに。
逆に、僕は大食いではありませんでした。
でもカレーの時だけは、兄を真似て自分でご飯を追加でよそおったり、その上にルーを自分で注いだり・・・
大好きでしたね〜
えっ、これがカレー???
さらにその後、カレーに目覚める事件がありました。
僕は報徳学園という中学校に阪急電車で通っていたのですが、途中で乗り換える駅に『西宮北口』という駅がありました。
中学1年生のある日の午後、クラブの先輩が「ちょっと帰りにカレーでも食べに行こう」と誘ってくれました。
カレー好きであり、お店でカレーを食べる機会はデパートの大食堂くらいだったので、興味を感じて先輩について行ったのです。
西宮北口の駅を降りて南へ下ってすぐのところにあった『サンボア』という名のカレー屋さん、僕にとっては圧倒的なインパクトを与えてくれるお店でした!
片開きのドアを開くと暗ーい店内、右手にカウンター、その中から愛想の無いおばちゃんが迎えてくれる。
メニューは二つ。
“インベロ”か“ピラフ”
僕はメニューの意味もわからず、先輩の勧められるままに“インベロ”をオーダーしました。
しばらくしてカウンター越しに出された一品は・・・
生まれてこの方、全くみた事のないものでした。
「えっ、これがカレー???」
出されたステンレスのお皿に盛られているものは・・・
右側には、たっぷりの細く刻まれたキャベツ。
白いドレッシングがかかっています。
その左には、山盛りのご飯に薄ーい卵焼きが巻かれていて、その上に薄ーいトンカツが載せられています。そしてサラッサラのカレーのルーがかけられている。
そして茶色のカレーのルーにキャベツにかかった白いドレッシングが流れ込んでいるのです。
茶色いカレーのルーに細長く線を描く白いドレッシング。
なんだかそのコントラストが美味しそうに感じさせてくれました。
「なんや?この食べ物は?」
それが“インベロ”を初めてみた時の印象でした。
一口、カレーのルーを口に入れた印象は、
「辛っ!」
しかし、ルーの香りが食欲を高めてくれます。
薄い卵に巻かれたご飯が辛いルーと良くあって、ちょっと優しい味にしてくれるのです。
さらにはルーに流れ込んでいる白いドレッシング。
このハーモニーがなんとも言えない独特の味わい。他の店では味わえない。

写真は『GRASS』のH.Pよりお借りしました
「世の中にこんなカレーがあったんやー!」それが素直な感想
後日、今度は“ピラフ”も食べました。
コレも従来の“ピラフ”と呼ばれるモノとは全く違う。
一般的なピラフは、炒めた具材を炊き上げたり、焼き飯的に炒めたモノを想像する事でしょう。
しかしコレは全く別モノ!
『サンボア』独特のカレー味のピラフなのです。
ビジネスより大切なモノ
僕らがコレを味わっていたのは50年ほど前。
価格は250円。当時でも破格の安さ。すぐ近くの西宮球場に競輪しに来たおっさんが入ってきたら「ウチは学生専門の店や!」と追い返す。その代わり学生たちの礼儀作法にはうるさかった。「いただきます」、「ごちそうさま」食べ終わった食器はカウンターの上に返す、コレらが出来ない学生は出入り禁止にされました。
当然僕たちも礼儀正しく、そして嬉しく、しあわせな気分でいただきましたよ!
『サンボア』のおばちゃんとおじちゃんは、ビジネスではなく、子供達の美味しそうな顔を見る事と礼儀教育、を優先していたのかもしれません!
普段はガラの良くないワルたちも、ココでは大人しかったなぁ😛
実は、今でも・・・
高校時代には、地元芦屋の友達にも紹介したくて、よく連れて行きました。
そしてそのうちの1人は、その後『GRASS』という飲食店をはじめました。
メインはアメリカンなピザやタコライス、フライドチキンや鉄板で炒めたチキン。
しかし、裏メニューがあるんです!
『サンボア』でいうところの“インベロ”
『GRASS』でのメニュー名は、その名も“思い出の北口カレー”
コレは前日までの要予約メニューです。準備が大変な一品なので。
もし、この記事に興味を感じた人は、必ず前日までに“思い出の北口カレー”予約をして芦屋の『GRASS』で味わってみてください。
カレー好きの人はもちろん、珍しい食べ物に興味のある方にはオススメします。
芦屋の『GRASS』前日までに必ず電話を↓
電話 0797-32-4326
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