モノを売る店、スタイルを売る店
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
前回、消費のスタイルは大きく変化している、というお話を書きました。『サーフィン』というカテゴリーで例えて。↓
では販売のスタイルは、それに応じて変化・進化しているのでしょうか?
『なんでもあるお店』と『テイストが絞り込まれたお店』で考えてみましょう。
サーフィン関連ならなんでもあるお店
広い面積でサーフィン関連のものは全て揃えている、倉庫のような陳列。
ムードはないけど品揃えは豊富。
カテゴリーキラーともいえます。
なんでもあるので便利ですよね。
反面、比較検討されやすい面もあります。
お店でスマホで価格を比較しながらお買い物をされる方も多いことでしょう。
価格優位性が高くなければお買い上げ率やセット率は上げにくいかも知れません。
価格以外に“この店で買う理由”が見あたらないから・・・
コンセプト・テイストが明確なお店
ボードはロングボードに限定。
展開しているファッションはオールドスクールなウエストコーストスタイル。
置いてある雑貨は一点もののヴィンテージや西海岸から買い付けてきたアイテム。
流れているのも70年代のウエストコーストサウンド。
内装や外装はカリフォルニアにあるビーチハウス。
たっぷり外光が刺す店内。
海を感じさせるアロマが漂う。
スタッフのスタイルもショップのテイストを表したかのようなコーディネート。
店内ではユルーイ会話が交わされる
カウンターでクラフトビールを出してくれたり。
まさにライフスタイルを体感させてくれるリアル店舗。
そしてそんな雰囲気をナチュラルにオンラインでも発信、お客さんと交流し続けている。お客さんもお店での様子を積極的にSNSにアップしてくれる・・・
こんなお店だったらわざわざ行ってみたくなりますよね!
リアル店舗だからできること
リアル店舗はコンセプトやテイストを体感していただける絶好の場所なんです。
前回のタイトルで触れた『1人10色の消費』
たくさん色を揃えなくてもその中の1色に絞り込む、そしてそれを五感で表現する。
こうするとスタイルが伝わりやすくなります。
そこに共感されると従来の提供者と消費者の関係から、カルチャーの発信者とそのファンの関係へ発展します。
これってオンラインだけではむづかしい事ですよね〜。
消費スタイルが変わったのだから売り方も変わるべきなのです。
そしてそんなビジネスって、楽しいと思いませんか?
そういうことです。
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お客様の“期待値”を超える“店舗体験”を提供するためのお店づくりを学んでいただける講座。
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ビヨンド・コロナのリアル店舗づくり
ユニクロで買う場合とシャネルで買う場合、同じ“服”というものを買う行為でも“気分(感性)”が違います。“品質の良し悪し”“価格の高い安い”ではなく、お客様の“期待値”が違うのです。“期待値”を超える“店舗体験”は大きな満足感を与えます。
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