10人1色から10人10色へ、そして1人10色の時代へ
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
教鞭をとらせていただいている短大での、資料を作っているときの気づきです。
参考にさせてもらっている書籍のページをめくっていると、ファッションビジネスの歩みについて書かれた項目にこんな表現がありました。
『10人1色から10人10色へ、そして1人10色の時代へ・・・』
ファッションの消費者の動向を、時代の変化とともに表現したもの。
『確かにそうだね〜』と納得させられました。
消費スタイルが変わった
ファッションの消費スタイルは大きく変化しました。
一つのトレンドにみんなが乗っかっていた時代から
シーン別に細かく使い分けるようになった時代へ
さらには同じシーンでもさらに細かいスタイル別で分かれていく時代・・・
サーフィンをめぐるスタイル
例えばサーフィンをめぐるスタイルで考えてみます。
70年代)
ボードの長さはみんなショート
ファッションはサーファーファッション
世代は若者
髪型はサーファーカット
車はビートルかワーゲンバス、またはサイドにウッドパネルが貼られたステーションワゴンといった類い
根っからのサーフィン好きか、ブームにのっかってる陸サーファーのどちらか
*例えが古すぎてごめんなさい 笑
ステレオタイプでわかりやすい時代でしたね〜
現在)
ボードはロング&ショートだけでなくその中間であるファンボード、波打ち際で遊ぶスキムボードからパドルで漕いでテイクオフするパドルボードまであります。
ファッションはオールドスタイルもいればハードコア系もいる。
世代は子供からおじいちゃんまで。
車はハイエースに乗ってる人もいればプリウスもいればアメリカンSUVもいれば軽トラの荷台に乗せてくる人も・・・
同じサーフィンというスポーツでもその楽しみ方のスタイルは多種多様になっています。
- 仕事の合間に普段着感覚で遊ぶ地元の人(生活密着型)
- 遠方からゆったり楽しむためにやってくる人(リゾート型)
- とにかく一本でも多くガンガン乗りまくりたい人(ガッツサーファー)
- たとえ波に乗れなくても雰囲気が好きだからやってくる人(ファッションサーファー)
- とにかく海が好きで波があればサーフィン、なければ釣りを楽しむ人(海大好き人間タイプ)
などなど
ほんとサーフィンというものひとつとっても楽しみ方は多種多様になりましたね〜
販売のスタイル、進化してますか?
消費者のスタイルは大きく変化しています。
情報に関してはかなり多種多様に対応・入手できるようになっていますね。
instagramでハッシュタグ検索したり、pinterestで画像検索すればどんどん絞り込めて、自分にあった情報に辿り着けます。
そこでさらに自分のスタイルを発見・追求できることも。
では販売のスタイルは、それに応じて進化しているのでしょうか?
リアル店舗でそれを再現できているところはまだまだ少ないように思います。
本当はリアル店舗こそコンセプトやテイストを体感していただける絶好の場所なのに、ね〜・・・
また続きを書いてみたいと思います。
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