パンダがやって来るヤァ!ヤァ!ヤァ!

こんにちは!

藤井雅範です。

1972年のハンドシェイク

その昔ボクが小さな頃、中国と日本は近くて遠い国でした。

今では考えられないくらい遠い存在。

当時は国交さえ回復していません。

一般人が自由に行き来することは出来なかったのですから。

当時の中国の方のファッションはといえば、人民服。

共産主義国家なので、一般の方も首相も国家主席も同じ服装だったのです。

本当に遠い存在でしたねぇ・・・

それが一挙に身近に感じられたキッカケは1972年。

周恩来首相と田中角栄首相が握手して、日中国交正常化に向けて本格的に動き出しました。

でも何よりボクたち子供にとってうれしかった事件がありました。

Cimberley / Pixabay

それは上野動物園にカンカンとランランがやって来たこと!

日本中にパンダフィーバーが沸き起こりました。

ディズニーやサンリオのキャラクターを凌ぐくらい人気だったなぁ。

“モノ”だけの時代から“ライフスタイル”を思いやる時代へ

あれから46年。昨日は日本に研修に来られた中国のアパレル企業の皆さんにセミナーをさせていただきました。(オープニングにはビートルズの『Revolution』を使わせてもらいました)

参加してくれた皆さんはとっても勉強熱心でエネルギッシュです!

もちろんファッションも日本人と変わりません。

ただ、セミナー前に一つ危惧していたことがあります。

それは中国の経済はまだまだ発展しているし、ファッション市場もまだ成熟しきっていないということです。

まだ、モノが良ければそれだけで売れていたり、宣伝広告や立地といった一部分が突出しているだけでも売れているという部分があるのでは?ということ。

これは日本の今とは違う。

ボクがお話する内容は、その先にやってくる環境での価値の伝え方の大切さです。

どの会社もモノは良い、価格も安い、お店は格好良い、接客や応対は親切丁寧、お店の数は豊富。

しかもECでも買えるし、サブスクリプションも利用できるし、メルカリで個人取引も容易。

そんな環境での価値の伝え方です。

しかし中国でもいずれ必ずそんな時代がやってくるし、そんな状況の都市はすでに存在している様に思います。

そういったニュアンスは今日参加していただいた皆さんにも、気づいてもらえたと思っています。

“モノ”だけの時代から“お客さまのライフスタイルを思いやる”時代に、変化していくということを。

まさかこうして、ボクがファッションやマーケティングの話を中国の皆さんにさせてもらって、たくさん気づいてもらえたり、喜んでもらえたりする日が来るとは。

本当に距離が縮まったなぁ。

出会えた皆さんに感謝です。

謝謝!

セミナーの様子を収めたDVDが発売されました!

VMDの基本から売上をアップさせるシナリオ作りまで収録しました。

そのまま社員研修にも使用できますよ!

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