ホテル・カリフォルニアからの気づき|時代は関係性資本主義へ
昨日参加したセミナー、その名も『エレメントE』
エクスペリエンス・マーケティングを学ぶ塾生限定のセミナーです。
場所はエクスマの秘密基地ともいうべきスタジオ。
予定していたキャパを超え、総勢27名の参加となりました。
オープニングからヤバイ!
オープニングはイーグルスの『ホテル・カリフォルニア』
ボクの大好きな曲。
しかもアレンジに趣向を凝らしたライヴバージョン。
いきなり鳥肌モノです。
その曲とともに藤村先生が登場して、いきなり本質的な話題へ。
ホテルカリフォルニア 曲中にあるフレーズ
『So I called up the Captain
Please bring me my wine
He said, we haven’t had that spirit here since 1969』
『私はキャプテンに電話をかけてワインを頼んだ。
そしたら彼はこう言った。
「1969年からそのようなスピリッツは切らしております」』
この歌詞には色んな意味が含まれているようですが、藤村先生の解説ではこんな風におっしゃっていました。
“1969年あたりから、ロックも商業至上主義の大衆音楽に変貌、次第にスピリッツ(精神、魂)をなくしていっていることを揶揄している”
そしてこの事はロックと言う音楽の分野だけではなく、この時代のビジネス全般に言えることのようです。
大量生産・大量消費にどっぷりと浸かり始めた、そんな時代・・・
そして今、そういった時代は終わりを告げ始めている。
それは、20世紀にはとても有効であった様々な手法やシステムが意味をなさなくなってきていることに起因している。
なぜ売上を拡大し続けなければならないのか?
『なぜ売上を拡大し続けなければならないのか?』
この質問にボクは明確に応えることが出来ません。
なぜ????
でも社会に出てから色んなシーンで言われ続けていました。
企業の中では前年比較、前期比較、店舗拡大、売上拡大、そういったことがアタリマエのように言われ続けている。
『そりゃそうでしょ。売上を上げてシェアを独占するんだよ!』という利己的な考えであるかもしれません。
あるいは、『利益をたくさん出して、税金をたくさん収めたり、雇用をたくさん増やして社会に貢献するんだよ』ということを標榜しているのかもしれない。ならば常に節税の事を気にしたり、減収しようものなら人員も削減するのはどうしてなんだろうか???
ボクには未だにそういった部分が腹に落ちませんでした。
藤村先生のお話しでは、たしかに20世紀までは売上規模を拡大するメリットはあったようです。
それは取り引きコストが安くなるから。
20世紀までは設備投資やインフラを整えるためには多額の投資が必要だった。
もちろん広告宣伝にも。
取り引きコストを安くするにはスケールの大きさでメリットが出た。
だから売上規模を拡大をし続けていくことが必要だったわけですね。
従来の資本主義の終焉
スケールメリット。
たしかに今も有効ではあります。
しかし圧倒的に優位な一握りでしかメリットが享受できなくなっているのが事実。
我々を取り巻く、大企業と呼ばれている会社の苦戦を見れば理解できます。
今は取引コストが安くなった。
だから闇雲に売上規模を拡大する必要は無い。
そして、マーケティングにもマスメディアよりソーシャルメディアやSNSの効果が大きくなっていることは明らか。
ソーシャルメディアやSNSでの発信や交流は、顔の見えない企業相手より、顔の見える個人が共感されるのです。
だから、個人として継続的に接触を持つ、つながっていることが大切。
人は同じようなモノを買うときに、「関係性」の深いほうで買うから。
個人の時代ということ・・・
今は新しいルールの新しいゲームが始まっている。
誰にもそれを止めることは出来ない。
『エレメントE』はヤバイ!
お互いをリスペクトしながら、相手の事を思いやって楽しく学ぶ。
エクスマ塾はそんな気持ちの良いコミュニティです。
圧倒的な濃ゆい空気感に包まれた昨日のエクスマスタジオには、自らエクスマを実践している仲間が集いました。
エクスマ塾生なら絶対参加したほうが良い。
改めてそう思った昨日のセミナー『エレメントE』でした。
・・・・・そういうことです。
ホテルカルフォルニアにはいつもしびれます。
ヨーロッパに行くとき、この曲のライブバージョンを聞き続けたこともあります。
イーグルスが燃え尽きた曲でもありますね。
そうですね〜。オリジナルも大好きですが、ライブバージョンのイントロ、鳥肌モノですね!