『メンドクサイ!』が愛着に? | 僕たちの人生の傍らには、いつもレッドウィング

同じファッション業界にいながら、年代も専門分野も違う二人。
ボクと野田大介さん。
野田さんはファッション通販のアドバイザー。
同じエクスペリエンス・マーケティングを学ぶ仲間であり、THE FLAGのコメンテーターである点もボクと同じ。
そんな野田さんと『レッドウイング』をテーマにコラボブログを書いてみました。
読み比べると面白いかもしれませんよ!
野田さんのブログ↓
『Made in USAカタログ』の衝撃
ボクが最初にワークブーツというものを目にしたのは、1976年の『Made in USAカタログ-2』という雑誌です。
その表紙をデーンと飾っているのがレッドウイング風のワークブーツ。(実際にはレッドウイングではないらしい・・・)
『へえ、アメリカ人はこんなブーツを履くんだ。
カッコ良いけど、なんだかゴッツいなぁ・・・』
当時は自分とは縁のないものだと思っていました。
それから10数年の時が経ち、実際に手に入れたワークブーツはレッドウイングの877というモデル。
『Made in USAカタログ-2』の表紙をかざったモノと極めてよく似ているブーツです。
違うのはシューレース(靴紐)を通す穴です。
表紙を飾っているブーツは上から二つ目から五つ目まではフック式。
レッドウイングの877は全てがホール(穴)式なんです。
メンドクサイ877!
このブーツとの思い出を一言で語ると『メンドクサイ』ということ!
この丈のブーツで靴紐はすべて穴を通す。
めちゃくちゃホールド性は良い。
しかし着脱がメンドクサイ!!
フック式ではないので紐はいちいちはずさなければいけない、ベロはあんまり開かない・・・
実は以前こんなことがあったんですよ。
出掛けた先で仲間と食事をすることになりました。
そこは座敷の居酒屋。
みんなが靴を脱いで、座敷に上がってメニューからドリンクを選んで注文する。
やがて全員分のドリンクが運ばれてくる。
みんなと同時に靴を脱ぎ始めたのに、ようやくボクが脱ぎ終わった時は、実に乾杯するタイミングでした!(いやホントです笑)
ホントにとってもメンドクサイやつなんですよ!
でもね、こいつが愛着が湧くんですよね。
インソールとアウトソールの間にコルクが入っているんです。
ずっと履きこんでいくうちに、そのコルクが足の形に潰れてゆく。
つまり、足を差し入れると、まるで誂えたようなピタッとしたフィット感があるんです。
しっとりと足に馴染んで、自分だけの一足になる。
そして色の変化。
最初は上品なライトブラウンで均質な色だったものが、オイルブーツで手を入れるうちに段々と深い色味、ワイルドな表情に変化していきます。
濃く黒ずんだ部分と、ブラウンが薄く残った部分の濃淡がはっきりして、なんとも言えない味わいが出ましたね~・・・
もちろんそれまでに、我慢に我慢を重ねないといけません。
最初は革が固く、ごわついて足が痛いしね。
それになんといっても着脱がメンドクサイ!
でもこの出会いがあって、結局この877は10年近くソールを交換しながら履きつぶしましたね〜。
レッドウイング、実は合わせやすい!
その後、5足のレッドウイングを手に入れ、うち4足は未だに愛用しています。
手入れして、ソールを交換して、履き続けている。
不思議といつの時代のコーディネートにも合うんです。
モデルによってはドレッシーなスタイリングでもOK!
だからこれからも、もっと増えていくかもしれません。
今はカスタム出来るショップが増えて、ホワイトソールをビブラムソールに変えたりすることも可能らしいです。
紐を変えるだけでもカンタンにイメージは変わるし。
カスタムして自分だけの一足を作るのも楽しそう!
ワークブーツに興味はあるけどまだレッドウイングを持っていない皆さん、一度チャレンジしてみてはいかがですか?
ボクが最初に買った877はあんまりおすすめしませんがね・・・(笑)
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