リペアを重ねてできる、唯一のデニム。
VMDコンサルタントの藤井雅範(ふじいまさのり)です。
一本のリペア・デニム
ここに一本のデニムがあります。
古いLevi’s501。
昔、古着屋で買った当初は、右足の付け根に穴があるだけで特にダメージはなかった。
シルエットと、セルビッチのアタリ(両足の外側の凸凹の色落ち)が気に入っていたので、よく履いていました。
そのうちに、どんどんダメージが出現。
なのでリペアにリペアを繰り返しました。
前身頃の裂け目は、まるで海中をなびくイソギンチャクのように細切れになっている。
ヒップポケットのダメージも大きい。
そこに、別の濃い色のデニム生地、ヒッコリーの生地、薄い色ののデニム生地などでリペアしていきました。
だから持つとちょっと重いんです(笑)
今では、最初に買ったものとは全く別物。
でもここまで手を入れれば、もう手放せません。
同じものは二つと無い、唯一のリペ・アデニム。
元のデニム自体がへたってきて、これ以上のリペアには耐えられそうにもありませんが・・・
だからこれからも大事に履いていこうと、そう思います。
この秋はリメイクもののファッションも出てくるみたい。
古着と古着を組み合わせて、一点ものの商品に再生させたり。
楽しみですね
・・・・・そういうことです。
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