モノだけを見せるのか?ライフスタイルを見せるのか?
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
今日もブログを読んでくださりありがとうございます!
モノだけを見せるお店になっていませんか?
ファッショナブルな生活雑貨やインテリア、家具を扱うショップの場合、その編集方法は様々です。
カテゴリーでレイアウト分けして、ひとつのアイテムで「モノ」だけを見せて行くやり方は、お店を運営していく側としては便利かもしれません。
最初から買うものを決めていて、さっさとそれだけを買って帰られるお客様にも便利でしょう。
しかし、今そのような買い方をそういったお店でする人はとっても少ないですね。
今あるものが壊れたり、使えなくなってどうしても代替のものが必要な場合くらいです。
実際は、なんとなくお店に立ち寄って、お店のディスプレイに触れて、あっこれ良いな、あっこんなの欲しかったんだ、と欲求が喚起されて買う、という購買行動をとる事が多いのです。
その為には見せ方、編集能力が必要になってきますね。
ひとつのもの、単体で見せるより、コーディネートし、ライフスタイルを見せる事で、商品の価値は高く伝わります。
特に「家具」などはそういったライフスタイルの提案如何でとっても良く見えたり、全く価値が伝わらなかったりするんです。
「モノ」としての家具が必要な人はいないんです。
今は、お家に全く家具がなくて困っている人はほぼいらっしゃいません。
みんな何らかのモノは持っています。
ちょっとした、ライフスタイルに対するあこがれ。
あんな暮らしが良いな!、こんなムードなら休日の朝ご飯、美味しく楽しく食べられそうだな!
そう思わせる事で、初めて新しく家具が欲しいと思っていただけるのです。
その為には、ライフスタイルを提案して、より高く商品の価値を伝える事なんです・・・
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