サスティナブルとVMD|シンプルに考えよう!
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
海岸を散歩すると相変わらずゴミが目に付きます。
その大半はビニールやプラスティック。
食品のパッケージ、スーパーの袋、ストロー、おしぼりの袋などなど。
いったい毎日何トンのゴミが捨てられているのでしょう?・・・
企業理念の変化
ウエブやメディアでは、企業が発信する内容に“エシカル=倫理的な”という言葉や“サスティナブル”という言葉が盛り込まれるたものを、よく見かけるようになりました。
まるでオシャレ好きな女の子がトレンドのアイテムを追いかけるかのように。
しかし実際の企業がどれだけ本腰を入れて環境保全に取り組んでいるのでしょうか?
“サスティナブル”=“環境破壊をせずに維持、継続できる”という意味ではなく、“利益を確保して企業を維持、継続する”という程度にしか捉えられていないのではないのでしょうか?
消費者の意識が高まり、エコバッグ持参の人は増えてきています。
しかしまだまだそれだけでは影響力は少ない。
この部分では企業がリードすることのインパクトにはかないません。
いくらエコバッグを持ってこようがお買い上げのポリ袋を削減できるだけ。
その前に商品のラッピング・パッケージングがあまりに過剰すぎるような気がします。
硬い皮の野菜をトレーに乗せて更にその上からラップで巻く・・・
そんなことがまだ見受けられます↓
シンプルに考えてみる
VMDでは、そのものの良さを引き出して表現を考えるということが基本です。
一つの商品と向き合い
「コレはどの角度どの向きでどう表現したらよく見えるだろうか?」
「フックで引っ掛けるべきか?棚に畳むべきか?」
「どんなカラー配列で置けば魅力が伝わるだろう?」
「何と組み合わせると目を惹くだろうか?」
そういったことに思いを巡らせるのが基本。
なのに
「今までこうだったから今回もこのままで」
「違うやり方すると本部からチェックが入るから」
「ラップで巻かないと不潔に感じられるかもしれないから・・・」
こんな自動思考に陥っていませんか?
そうなっていると
“より高く価値を伝える表現”
“お客さんの目を惹く表現”
そんなアイディアは浮かんでこないのです。
過剰な商品のラッピング・パッケージングを見直すことで、本来のモノの持つ良さが引き出されることもある。
サスティナブルな社会に貢献することと、商品の価値を高く伝えることは両立できるのです。
大切なことは
どうすればよく見えるのか?
これを追求して行動に移すことです。
シンプルに考えましょう!
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