商品量の多い時、少ない時

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

お店の大きさ、展開できるスぺースに応じた、計画的な仕入れを行なってますか?

それが出来ていたとしても、シーズンの端境期や納期遅れ、シーズン性による一点の商品のボリューム感の違いなどで、同じ量を展開しても、ギュウギュウに見えたりスカスカに見えたりしますね。

魅力的な量感を維持するためには?

お客様にとって、ギュウギュウ過ぎても選びにくいし、スカスカでも魅力的に見えないものです。

でもVMDのテクニックで、ある程度のカバーは可能なんですよ。

ハンギング

ハンギング

・ハンギング編(ハンガーバーに掛かっている状態)量が多い時

→スリーブアウトを増やす。畳めるものはテーブルや棚へ移動。サイズ展開を絞り込む。

 

・ハンギング編(ハンガーバーに掛かっている状態)量が少ない時

→フェイスアウトを増やす。畳んであるものの在庫分をハンギングする。コーディネートできるバッグやストールをSカンなどで一緒にハンギングする。

 

フォールデッド

フォールデッド

・フォールデッド編(テーブルや棚に畳まれている状態)量が多い時

→小さいサイズに畳み直す。ハンギング出来るものはハンガーバーへ移動。サイズ展開を絞り込む。

 

・フォールデッド編(テーブルや棚に畳まれている状態)量が少ない時

→大畳みにする、または姿畳み(全て広げた状態)にする。ハンギングしているものの在庫分を畳んでみる。コーディネートできるバッグやストールや靴を置く。

意図的な仕入れが大切

このようにすると見た目の量感はある程度一定に保たれます。

何れにしても、仕入れるものにメリハリをつけたバイイングをすることが大切です。

仕入れる総型数は展開スペースよりやや少ない目にする

そして売れそうなもの、売っていくものはしっかり在庫の奥行きを持つ

その上で、上記の様なテクニックを運用することで、一定量の見え方の展開が出来ます。

このようなことも、お客様にとって快適な店舗環境を作るためのひとつです。

当然、在庫回転の効率、販売の効率を良くする観点からもこのような考え方は有効。

・・・・・そういうことです。

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