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ビートルズとローリング・ストーンズと音楽の教科書と

今日行ったカットハウスではビートルズがかかっていました。

そのときにスタッフから聞いた話。

『音楽の教科書にビートルズの“ヘイ・ジュード”が載っていた』ということ。

 

ビートルズが教科書に載ればよいのに・・・

ボク等の時代には教科書にビートルズが載るなんて、ちょっと考えられませんでした。

何しろ、男が長い髪の毛をしているだけでちょっと白い目で見られたりする風潮が、まだ少し残っていたから。

ロックは不良のやる音楽だ、なんて決めつけられたりね。

 

でも当時から、『ビートルズの音楽が教科書に載っていれば授業はもっともっと楽しくなるだろうな』そんな妄想をしていました。

自分の大好きな曲を授業でみんなと一緒に歌えるって考えただけでも素敵なこと、そう思いませんか?

でも時が経てばそんな妄想は現実になるんです・・・

 

ストーンズは教科書に載らないだろうな・・・

ただその当時から思っていたこと。

それは『ローリング・ストーンズは教科書には乗らないだろうな』そういうことです。

 

ビートルズについて

The rock group, The Beatles, is shown in 1967. From left, are: Ringo Starr, John Lennon, Paul McCartney; and George Harrison.(AP Photo/ho)

The rock group, The Beatles, is shown in 1967. From left, are: Ringo Starr, John Lennon, Paul McCartney; and George Harrison.(AP Photo/ho)

『ビートルズは決して不良なんかではない』当時からそう思っていました。

ポールが『ヘルタースケルター』と叫ぼうが、『オー・ダーリン』とシャウトしようが、そこにはどことなくボンボン的な品の良さが垣間見える。

もちろん、見事な歌声だけれども・・・

 

ジョンが『ヘルプ』と歌おうが、『アイ・ウォント・ユー』と絶叫しようが、そこには自由な芸術家の姿が浮かび上がる。

もちろん、最高のロックンローラーだけど・・・

 

ポールもジョンも純粋にミュージシャン、アーティストなんだと思います。

妥協することなく自分のやりたいことを貫いた。

そこには、グループとしてのビジネスや永続性よりも、自らの目指すアートをやりたい!

そんな思いのほうが強かったのでしょうね・・・

 

ローリング・ストーンズについて

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『ローリング・ストーンは絶対教科書には載らない』それはいまだにそう思います。

 

ミック・ジャガーは、あんなに分厚い唇でとっても大きな口を広げてシャウトしまくる。

キース・リチャードのくわえタバコのスタイル。

そして、あのブライアン・ジョーンズの存在。

(ローリング・ストーンズの実質的なリーダー。メンバーとの不仲騒動の後、1969年に自宅のプールで死亡。死因はアルコールとドラッグ。メンバー一の美男子)

外的要因だけ見ればどう見ても当時の一般的な大人には好まれない。

まさに『不良』という言葉がピッタリ。

 

『サティスファクション』や『ペイントイットブラック』など決して優等生ではない楽曲。

どう見ても、教科書には載せられない存在。

 

演奏もビートルズに比べると粗野なイメージがあります。

でも、ひとたびバラードを演奏するとブルージーでメロディアスで、とっても趣があったりね。

『メモリーモーテル』とか・・・

 

ローリング・ストーンズ。実は一流のビジネスマン???

ボクはビジネスとしても最高のバンドだと思っています。

そんなローリング・ストーンズの特筆すべき点。

それは結成以降54年たった今でも、現役のミュージシャンとして活動していることです!

 

当たり前の話ですが、解散したり死んでしまってはその時点で前向きなビジネスは終わる。

しかし今も現役のロックミュージシャンとして活動し続けている。

その価値は高まることはあっても落ちることはない。

これはなんといってもスゴイこと!

しかもロックですよ!!!

それもハンパない演奏とシャウト。

ミック・ジャガーのダンス。

キースの変わらぬスタイル・・・

表情は年齢とともに良い味を、しかも体型は絞り込まれている。

一体もう幾つなんだよ、あんた達???

 

そんな姿を見ていると、こんな考えが頭をよぎります。

それはね、

『もしかして、計算ずくでやってんじゃないの?』

『なんであんなに不健康だった奴らが、この齢でも元気にシャウトしてられんの?』

『人一倍健康に気遣ってんじゃないの???』

『素顔は全く不良ではなく、真面目に節制しているおじさんたちなの?』

 

そんな『ロックンローラーらしからぬ姿』を妄想してしまいます。

ここまでくるとそんな妄想が逆に楽しい。

ある意味、ロックというビジネスをやっていく上で、徹底的なプロ意識の上で『ローリング・ストーンズ』を演じきっているのかな?

そんな気がしました。

 

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