嗅覚 VMD で購買意欲を喚起。 『クリスマスムード』を『購買衝動』に変える五感戦略
こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。
なかなか寒くはならない、今年の冬。
でも街を歩けば、ようやくクリスマスの演出が見られ始めましたね。
寒すぎるのも嫌だけど、クリスマスらしさを感じるには、ちょっと寒いくらいがムードは出ますよね〜
あなたのお店でも、クリスマスの演出していますか?
クリスマスが近づくと、プレゼント等による購買(自分用も含め)意欲が湧きやすくなります。
そう言った意味でも、店頭の演出は重要です。
お客様の購買行動は、理屈ではなく『感情』に左右されますよね。
特にクリスマスシーズンは、五感を刺激することで『感情』と『購買意欲』を最高潮に高める VMD 戦略が最も効果を発揮します。
今回は、視覚的な装飾だけでは終わらない、聴覚・嗅覚を使ったクリスマスの VMD 手法について書いてみました。
視覚と聴覚による演出
ツリーを飾ったり、リースを飾ったりという演出はもちろん有効。
ただ、視覚以外の演出も効果的ですよ。
例えば、音楽。
定番の洋楽や邦楽はもちろん、ジャズによるクリスマスミュージックなどは大人っぽさを演出出来ますね。
あとは照明。
少し暗いスペースを作って、そこにアクセサリーを集めて、クリスマスイルミネーションで演出してみたり。
【VMD的効果】:聴覚と視覚のトーンを統一することで、ブランドの世界観への没入度が高まり、客単価の高い商品への注目が集まりやすくなる効果が見込めます。
嗅覚による演出
ちょっと意外なのは“香り”による演出です。
例えば
『スパイスとスイーツの香り』
・シナモン
・グローブ
・ジンジャー(ショウガ)
などは、ヨーロッパの伝統的なクリスマス菓子やホットワインに使われるスパイスの香りで、クリスマスの定番だそうです。
『ウッディ(森林)系の香り』
・モミ(ファー): クリスマスツリーそのものの香りで、森林浴のような爽やかさをもたらしてくれそう。
・サイプレスやパイン(松): モミと同様に、クリスマスシーズンによく使われるウッディ系の香りです。
・フランキンセンス(乳香)とミルラ(没薬)など、クリスマスツリーに使われる針葉樹の香りは、神聖で落ち着いた雰囲気を演出します。
【VMD的効果】:嗅覚は記憶と感情に最も直結する感覚です。
これらの香りを活用することで、お客様に『居心地の良さ』や『特別な思い出』を連想させ、店舗への滞在時間を延ばし、衝動的な購買を促すという心理的な効果があります。
今年は視覚の演出はもちろん、音楽や香りの演出にも挑戦して、お客様を楽しませてあげてくださいね!
五感 VMD は、単に『いい香り』を焚くことではありません。
店舗やブランドのテイスト、商品構成、ターゲット層に合わせて、視覚・聴覚・嗅覚をブレなくトータルコーディネートする手法がお客様を魅了します。
あなたの店舗のクリスマスのムードを、『お客様の購買意欲』へと直結させる VMD 戦略を、僕と一緒に構築しませんか?
アイディアやディスプレイの相談はこちらからお気軽にどうぞ!


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