50年愛される秘密! VMDコンサルタントが読み解くファミリア『デニムバッグ』の変わらない価値の伝え方
こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。
僕は中学時代、阪急芦屋川駅から電車に乗って通学していました。
当時、『あっ、オシャレだなぁ』と感じて印象に残っていることがあります。
それは駅の反対側のホームで見かける、真っ白な女子高校生の夏の制服です。
彼女達の多くは、その白い制服にファミリアのデニム地のバッグを腕に下げているのです。
そのデニム地のレッスンバッグには可愛いアップリケが施されていて、通常は小学生が持っている様なイメージのバッグ。
真っ白な制服にブルーのデニムバッグのコントラストが映えること。
茶髪やパーマを掛けた、ちょっと悪っぽい女子高生もそのバッグを持っていること。
そのミスマッチなオシャレさがとても印象的でした。
当時そのデニムバッグを通学で持っていたのは真っ白な制服の女子高生だけだったイメージがあります。
なのでそれが学校指定なのかなぁ? とも思っていました。
でも今は他の阪神間の学校の女子高生達も持っています。

VMD的分析
この『ミスマッチなオシャレさ』の正体は、『変わらないアイデンティティ(バッグ)』と、『変化するスタイル(制服や茶髪)』がぶつかり合うことで生まれる、強烈な『コントラスト』と『新鮮な価値』です。
店舗のVMDで考えると、バッグは商品、女子高生のスタイルがショーウインドウの背景の役割。
ファミリアの成功は、『時代に合わせて商品を変えるのではなく、変わらない商品を、時代に合わせた VMD で再定義し続けている』という、ロングセラーブランドの最も重要な戦略を示唆しています。
あれから50年近く経った今も、ファミリアのデニムバッグは基本的なデザインが変わっていないのに、幅広い世代に愛され続けています。
なぜ、このバッグはロングセラーであり続けるのか? それは、VMDの核となる『ブランドの不変的な価値』と『時代に合わせた見せ方』の戦略が確立されているから、なんですね。
元々阪神間のファッション自体、特有のものがありました。(特に若い女性)
このミスマッチでオシャレなロングセラー現象も、阪神間だけの事柄なんでしょうね〜
あなたのブランドにも、ファミリアのデニムバッグのように、時代を超えて愛される『変わらない価値』が必ずあります。
その『変わらない価値(ブランドや店舗の魂)』を、今の時代のお客様に響く
『 VMD 戦略』で再定義し、ロングセラーを生み出す強いブランドへと成長させませんか?
共感いただけたなら、ぜひお気軽にご相談くださいね!

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