さて、どうしてPOPを書くのでしょうか?

こんにちは!
VMDコンサルタントのMATT(マット)こと藤井雅範です。
皆さんは、POPを書かれたことがありますか?
書かれたことがあるとすれば、どうしてPOPを書くのでしょう?
「えっ、商品名と価格を知ってもらうため?」
それはPOPではなく、キャプションですね。
POPは、『お店や商品の価値を伝える』ために書くのです。
ただお店に商品を並べている。
それだけで売れることが出来たら宣伝や販売促進、VMDやPOPや接客は必要ありません。
今はモノが溢れ、選択肢がいくらでもある時代。
買い場もリアル店舗だけではありませんよね〜
そういった現状だから『お店や商品の価値を伝える』ことが大切なのです!
価値を伝えているPOP
これは靴屋さんの店頭、右のブラックボードのPOPに注目。
『BOOT 準備OK?14日ごろから寒くなるけぇーね!』
というキャッチコピーの下には『府中町週間天気』と書かれています。
このお店は広島の府中にあるショッピングモールにあるんです。
それまで17℃ほどあった最高気温、14日には一桁、そして最低気温は0℃。
急に寒くなるのがよく伝わってきます。
「えっ、こんなに急に冷え込むの?」そうすると寒さ対策が気になります。
足元も見直しを考え始めますよね。
そう、このPOPからお客さんは気づきを得て行動を起こし始めるということ。
モコモコしてあったかそうなブーツが「まだ早いかなあ?」から、急激に身近な存在に感じ始めるのです。
そしてPOPの文面に広島弁が使われているところも、身近に感じさせてくれるポイントですね!
気づきを与えてくれているPOP
そしてこちらのPOP。
『ピアスのキャッチゆるくなっていませんか?』
『大事なピアスを落とさない救世主』
『ピアスを落としてしまう原因の殆どがゆるくなったキャッチ。〇〇〇〇ならゆるくならずにしっかりとロック』
というリードコピーとともに展開されていました。
「あっ、そう言えばいつもゆるくなる。落としそうで困るのよ・・・」
という“気づき”を与えてくれます。
たまたまお店の前を通りかかるお客さんに「これは私にとって必要なもの」と感じさせてくれる効果もあります。
気づかなかったニーズ(需要)に気づかせてくれるということです。
いかがでしたか?
POPは、『お店や商品の価値を伝える』ために書くのです。
皆さんもチャレンジしてみて下さいね!
POPの審査員をします!
卸・仕入れサイト スーパーデリバリーの会員の皆様。
この度POP コンテストが行われます。
僕も審査員を務めさせていただきます。
ドンドンPOPにチャレンジして、どしどし応募して下さいね!
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