美しいから売れない!?|平台のディスプレイ!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。
ワールドというアパレルメーカーに入社して29年、独立してから6年。
35年間、ずっとVMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)の仕事をしています。
リアル店舗の売上をアップさせる専門家です。
もう随分前からの傾向になりますが、ファッションのお店では大き目の平台を設置する店舗が多いです。
その平台の上に商品を平置きにして広げて見せるパターンです。
メインアイテムは大きく広げ、サブアイテムは半分畳みや小畳みにする。
整然とバランスよく配置すれば見た目も美しい売り場となります。
ただし、リアル店舗で売上アップに繋げるには注意したいポイントがあるんです。
それはあまりに整然と配置しすぎると売れない!ということ。
なぜならばお客さんが触ってくれないからです。
#置き画くらぶ
instagramでも #置き画 や、#置き画くらぶ などのハッシュタグでの投稿がたくさんあります。
バランスよく配置できるセンスを身に着けた人が増えていると思います。
ちなみに僕が好きなアカウントはコレです。
彼は最近別アカウント(ライフスタイル)の人気が圧倒的すぎてこちらは控えめですが、僕はこっちが好き!
特に初期の置き画中心の投稿。
めっちゃ丁寧に気を配って撮影してるー!(自慢の元教え子です!笑)
あくまで“売り場”である
整然と美しく配置された平台、実際の店舗でもよく見かけますね。
ただし、実際の店舗で知っておいてほしいのは、そこが売り場である、ということです。
正確に言えば、見せ場の要素を持った売り場、と言って良いかもしれません。
しかし、売り場です!
サイズやカラーの展開を見せるるのはもちろん、触ってもらってナンボ!です。
ここがinstagramと違う部分。
あまりに整然としすぎていれば、お客さんは触ってくれません。
もちろん雑然としすぎていても魅力がない。
ちょっとだけ崩す!?
整然と美しく仕上げたあとにわざとちょっと崩しておくことです。
既に誰かが触ってちょっとずれたような部分をわざと残しておく。
そうするだけで、実際に触ってくれる確率が増えます。
見せるだけで触られない売り場と、見て触れる売り場では購買率は違ってきますから。
試しに一度実験してみてください。
整然と美しく仕上げた場合とわざとちょっと崩した場合で触れられ方がどう違うか?
また結果を教えて下さいね!
東京でのスケジュールにキャンセルが!
2024年5月の17日と18日、東京で仕事の予定でしたがキャンセルが出ました。
すでにチケットもホテルも手配済みだったので、予定通り東京にいることにします。
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