着こなしのムードを伝えたい時・・・

“抜け感”を表現しているの?“テキトー”に着せているの?

こんにちは!

VMDコンサルタントの藤井雅範です。

 

 

ここ数年、「抜け感」とか「こなれ感」というキーワードによる着こなし方がよく取り上げられてきました。

「抜け感」「こなれ感」。伝わっているのか、伝わっていないのか、受け取る人によって幅のある表現かもしれません。

 

 

たとえば「抜け感」

ちょっとオーバーサイズのブラウスの肩を後ろにずらして着てみたり。

襟ぐりの大きなニットで、片方の肩を露出してみたり。

大きめのトップスの裾をボトムにラフに(EX:フロントはイン、バックはアウト)タックインしてみたり・・・

 

うまく着こなせば、“自然で頑張りすぎないオシャレさん”に見える。

 

店頭のディスプレイでもそんな表現にチャレンジしているのをよく見かけます。

しかし、ちょっと残念な表現も・・・

 

肩を抜く(後ろにずらして着こなす)表現も「抜け感」ではなく「単にズレてる」であったり「着せ方がテキトー」にしか見えないディスプレイのなんと多いことでしょう・・・

 

例えば腕を曲げて、手先を襟元に添えている表情のマネキンを使えばうまく表現できるはず。

しかしどこの店頭も、ただ突っ立っている白いだけのメイクのマネキンばかり。

こんな表現ができそうなマネキンはなかなか見当たりません。

しっかり選べば良いマネキンは存在します。

しかし価格の安さや着せ替え易さを優先して選んでいると、良いマネキンにはなかなか出会えないことでしょう。

 

そこでマネキンでもトルソーでも比較的カンタンに抜け感が伝わる着こなしのコツを書いてみます。

それはボタンを一部留める、ということ。

トップスの裾の方だけ留めて肩は後ろへ抜く感じ。

 

あるいはトップスの裾の方だけボトムにタックインしてみる。

あるいは片方の肩だけずらしてみる。

 

「単にずれている」であったり「着せ方がテキトー」にしか見えないのは“すべてが抜けている”からです。

マネキンやトルソーに着せる場合は“すべてを抜く”のではなく、“一部を抜く”ような表現をしてみて下さい。

「抜け感」の着こなしが伝わる表現になるはずです。

やってみてくださいね!

 

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