『測る』ということは『お客様を深く知る』ということ
こんにちは!
藤井雅範です。
昨日は東京ビッグサイトで展示会を拝見しました。
ジャパンショップ2018、建築建材展2018、そしてリテールテックジャパン2018という複数の合同展示会でした。
その中でリテールテックジャパン2018というのは、リアル店舗をテクノロジーで支援する内容が中心。
様々なツールやサービスを拝見する上で感じたことを書いてみます。
購買率(買上げ率)をアップさせるにはPOPを活用するのも効果的です。闇雲にPOPの展開枚数を増やすのではなく、配置する場所が適切か?見やすいか?読みやすいか?ハートを掴むメッセージか?を確認しましょう。
- お客さんの動線に沿って歩いてみる、お客さんの目線の高さを確認する、POPと商品のコントラスト・バランスを確認する
- POPのキャッチコピーは心惹かれる言葉に!
入店客数が多い時は店頭のスタッフ人数を増やし、少ない時は減らす。これが出来ていれば購買率は上がるし、コスト削減にもつながる。しかし本当に入店客数の推移を把握し、それに応じたシフトを組んでいる店舗はとても少ない
- シフトの計画の策定方法を見直す
新しい商品を店頭の1番目立つスペースで展開すると入店客数が増えるのか?はたまた売れ筋商品を展開すると入店客数が増えるのか?それは実際にカウントする事で測れます。そして実測したデータに基くアクションは店舗間で共有されやすい
- 実際に両方実験してみる、写真や定性情報(お客様のテイストや行動)も店舗間で共有する
お客様がお店の中をどの様に回遊しているのか?これがわかると効果的な商品配置がプラン出来ますね。店内をくまなく回遊し、滞在時間が伸びれば購買率も客単価もアップします
- 奥への視認性・奥への魅力の確認、ポイントのディスプレイで誘導、回遊動線が長くなるように商品レイアウトを設計する
まずは測ってみること!
上に書いたようなアクションは実際に測ることで実施できます。
逆に言うと、測らないででやってしまうと全く逆効果、売上を落とすことにもなりかねません。
まずは測ること。
最初はアナログ、手作業でも良いです。
店頭を歩く人の数を測る、入店されたお客さんの数を測る、滞在時間を記録する、属性を記録する、回遊動線を記録する。
こんなことを、お店の平面図に記録して残していく。
この積み上げがデータとなります。
その結果に基づいてアクションを策定していくという段取りです。
アナログな行動で効果が出始めれば、ツールやサービスに投資すると良いでしょう。
店前通行客数、入店客数、お客様属性、回遊動線、滞在時間・・・このようなものがデジタルで簡単に示せるツールやサービスが昨日の展示会でもたくさん見られました。
アクションにつなげるための解析ツールも充実してきている様子。
以前より精度は格段にアップし、導入コストも下がってきています。
こういったことへの投資は効果的なアクションへの強力なサポートとなります。
まずはアナログからでもはじめてみましょう。
測る=お客様を深く知る、ということなのです。
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