入店率アップの事例 そのⅡ
以前、
入店率がアップした事例
を書きました。
今回はまた別の店舗での事例です。
大型の
ショッピングモールの中の店舗。
80坪強の
ファサード間口の広いお店です。
売上金額、購買客数共に
前年を下回る推移をしていました。
そこでお客様の動きの
簡易調査を行いました。
手順は以下の通りです。
まず店前の通行客数と
入り口別の入店数を計ります。
同時に、店内各什器別に
お客様がタッチされた数を
記録しました。
その数値を基に
VP、IP、PP の変更プランを
立案、実施します。
そして、再調査をかけて
検証してゆく、という流れです。
- 最初の調査でわかったこと
- レジ前の開口部からの
入店が少ない。 - ファサード近くの
バッグコーナーの
タッチが少ない。 - VPコーナーの
見えがかりが良くない
そこで、 VP、IP、PP を
このように変更しました。
①
マネキンによるVPを中央部へ移動しラックと連動させる。
ウインド部分はラックとトルソーでの展開とし、お客様が触りながら入店できるように変更。
②
視認性を阻害する
バッグツリーを撤去。
バッグコーナーから
アパレルコーナーへ変更。
③
VPコーナーの見えがかりを変更。
マネキンを再構成
関連商品をラックで展開
結果
- ①部分からの入店構成比が
17.3%→27%へ大きくアップ
このコーナーのタッチ率も
1.2%→4.8%へアップ - ②のコーナーのタッチ率が
1.9%→3.0%へアップ
そして、店全体の入店率が
30.1%→40.1%へ
とっても大きくアップしました。
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- 入り易く、触り易い構成
魅力的に見える演出 - 視認性阻害の排除と
最適MD配置 - VP魅力の向上
以上の工夫で、店舗環境を整えましょう!
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