その駅前にクリスマスツリーが飾り続けられている理由とは?

阪急電車の夙川の駅に降り立ちました。
『エルベラン』という洋菓子屋さんでクッキーを買うため。
ここのクッキーはとっても美味しいので、お世話になった方へのお歳暮として贈るためにです。
特別華美な見た目ではなく、味もどちらかと言うと素朴。
手間ひまかけた老舗の手作りクッキーです。
そして、いつもお客さんで賑わっている。
おそらくとっても儲かっているんでしょうが、多店舗展開はしていない。
地域に根ざしてしっかりと商売を行っているんでしょう。
夙川のクリスマスツリー
夙川の駅に降り立って目に入ってくるのはロータリーの中に立つクリスマスツリーです。
さほど大きな木ではなく、装飾も特に華美なものではありません。
きわめてオーソドックスなツリーです。
しかしこのツリーの存在には、あるストーリーがあるらしい。
オハラ夫妻のストーリー
1948年(昭和23年)、夙川に住むアメリカ人のオハラ夫妻がツリーを設置したそうです。
敗戦の混乱のなかに少しでも希望の灯を、という思いだったのでしょう。
その翌年、夫妻は事故で三男のケビン君を亡くされたらしい。
そのケビン君への思いもあって毎年欠かさずツリーを立て続けた。
六年後にアメリカに帰国する事になっても、地域の人々とのつながりや自分たちの思い出を、ずっと心につなげておこうとしたそうです。そのために駅前の花屋さんに30年間、ツリーの装飾のための費用を送金を続けた、ということらしい。
そして今も、その意志は地域の人たちが受け継ぎ、装飾と点灯が継続されているそうです。
カトリック教会と夙川の桜
このエリアには、すぐ近くに教会もあります。
夙川カトリック教会。
ボクも友人の結婚式で、今までに何度か足を踏み入れさせていただきました。
1932年に作られたとても壮麗なカテドラルです。
阪神大震災での被害も、今では元通りに修復されている模様です。
そして駅名にもなっている夙川。
この川は春になると見事な桜の名所となります。
ボクも何度か足を運びましたが、たしかに圧巻です!
川に沿って見事な桜のトンネルが続き、河川敷では浴びるようなお花見が可能。
この夙川というエリア。
ボクの住む芦屋のとなり街です。
学生時代から友達やガールフレンドとよく出掛けていました。
美味しいスパゲッティハウスやピザハウスもあったしね。
きっと古くからそこに住む人達に愛されてきた街なんだろうなぁ、と思います。
これからも様々なカルチャーが育まれていくんだろうなぁ。
きっと・・・・・
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