どうしてビジネスにシナリオが大事なの?
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
ボクが学んでいるエクスペリエンス・マーケティングではコースによって演劇のエクササイズがあります。
マーケティングのお勉強なのにどうして演劇?と思いませんか?
それは主宰の藤村正宏先生がかつて演劇のお勉強をしていたから(笑)
でも本当にマーケティングに演劇は役立つんです。
演劇の中には「脚本」「演出」「演技」と大きく3つのパートに分けて考えることが出来ますね。
その中でも今日は「脚本」を描くことに注目しましょう。
「脚本」=「シナリオ」です。
VMDでも「シナリオ」が大切なんです。
VMDでのシナリオ
VMDを企画する場合のシナリオを考えてみましょう。
大きな構成は「誰に」「何を」「どのように伝えて」「どうして欲しいのか」という順番です。
最後の「どうして欲しいのか」という部分。
結論としては「売上をアップさせたい」ということが考えられるかと思います。
だから「お買い上げいただきたい」ということにしたいですよね?
しかしちょっと待って下さい。
具体性を帯びたシナリオを描くには、その一歩手前で考えましょう。
具体的には、「入店して欲しい」「問い合わせて欲しい」「試着して欲しい」などのアクションを想定しましょう。
EX:「入店して欲しい」場合
構成は「誰に」「何を」「どのように伝えて」「どうして欲しいのか」でしたね。
「誰に」→「店前を歩く人に」
「何を」→「お店のテイストを」
「どのように伝えて」→「ショーウインドウで伝えて」
「どうして欲しいのか」→「入店して欲しい」
EX:「ご試着して欲しい」場合
「誰に」→「店に入ってきた人に」
「何を」→「洋服の着こなしや着回しを」
「どのように伝えて」→「お店の中を回遊して商品に触れてもらって」
「どうして欲しいのか」→「試着して欲しい」
こういったシナリオを描くことです。
これがシナリオのあるVMDアクション。
どれだけ良い商品をどれだけ魅力的に見せても、シナリオがないと伝わりません。
お客様は意図を感じてくださらない=売れないのです。
シナリをを描きましょう。
・・・・・そういうことです。
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