『マスタング』という名のオイル

VMDコンサルタントの藤井雅範（ふじいまさのり）です。

もう１１月に入ったというのに、まだ暖かい陽射しの差す午前。

革ジャンのお手入れをしてみました。

俗にA2と呼ばれているフライトジャケット（米軍の飛行兵が着ていたモデル）です。

この革ジャンはイタリアンホースハイド（馬の革）という非常に緻密な革で作られています。

長く着ているのですが、まだまだハード。

動くたびにギュッギュッという音がするほど。

買ってからもう７年は経つかな？

なのでしばらく着たまま動きまわってから、オイルを補給してみました。

以前はミンクオイルも使っていましたが、今回使用したのは『マスタングペースト』というオイル。

革への浸透性がとっても高いそうです。

マスタング（野生馬）というネーミングが付くくらいだから、馬由来の動物性のオイルなんでしょうね。

馬革に馬のオイルだから多分合うと思っています（笑）

ボクは直接手にとって、指で刷り込みうように塗り伸ばします。

体温でオイルも柔らかくなるし、細部にまで塗り込みやすいから。

隅々までジャケットにオイルを刷り込んでみます。

襟を立てたり閉じたり。

腕を上げたり下ろしたり。

まるでマッサージ師になって治療しているかのような気分になって、革ジャンがちょっとだけ愛おしくなります。

『マスタングペースト』はオーガニックなオイルらしいので、手肌にも良いというオマケまでついてきます（笑）

ようやく、少し柔らかくなったような気がしてきました。

向かって左側半分にだけオイルを塗りこんだ状態

少し手を掛けるとますます愛着が湧いてきます。

こうして手入れするたびに、「今年は、いっぱい着てみようっと」と、そう思うんです。

でもね、意外と着る期間が短いんですよ、この革ジャンって。

あんまり暖かくは無いから真冬は着れないし・・・

でもちょっと柔らかくなったから、今年こそちゃんと着ますね！

・・・・・そういうことです。