ディスプレイを引き締める!差し色テクニック
こんにちは!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
前回はスタイリングを引き締める差し色効果について書きました。
https://vmd-lighthouse.com/vmd-knowhow/post-17137/17137/
今日は見せ場、ディスプレイするスペース全体を引き締めてみせる差し色効果について書いてみますね。
例えばスーツやセットアップといった同系色中心のスタイリングの場合。
「スタイリング自体には大きなアクセントを付けたくないなぁ」
「背景も同系色だし、なんか引き締まらないなぁ」
そんな時。
メインのカラーに対する補色を取り入れると効果的です。
この場合はスタイリングはピンクやゴールド。
スタイリングを吊っているロープもゴールド。
背景は深紅。
ムードは出ていても、締まりはありませんよね。
そこで補色に当たる青系統のバッグを中央に持ってくる。
スタイリングを吊っているロープにも青系統を加える。
こうすることでビシッと全体に締まりが出ましたね。
補色が近くにあるとメインの色(スタイリングの色)を鮮やかに感じさせる効果もあるのです。
ただし、分量には注意。
やりすぎるとドギツく感じてしまい、エレガントなムードが崩れてしまいます。
あくまで差し色として少ない分量で効果的に使いましょう。
ショーウインドウなどの見せ場は、道ゆく人の足を留める効果があります。
ムードを出しながら自然と商品に目が留まる、そんな演出を施してみましょう。
「単に売りたいもの、売れ筋を見せていればいいや!」
そんなことではなかなかお客さんの足は留まらないのです・・・
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