伝えたい優先順位、決めていますか?
VMDコンサルタントの藤井雅範(ふじいまさのり)です。
気温も下がりすっかり秋が深まってきた印象になりましたね。
店頭のディスプレイも本格的に秋冬物の見え方になってきています。
コーディガンに注目!
さて、今年注目のアイテムといえばコーディガンがあります。
コーディガンとは、コートのようなデザインの長い丈のカーディガン。
コートの丈と気軽に羽織れるカーディガンの柔らかさを両立したアイテムです。
店頭での露出も増えてきているアイテムですね。
では、コーディガンを主役にしたスタイリングを着せる時の注意点を書いてみますね。
どう見せて、何を伝えたいのか?
ふわっと羽織れるのがコーディガンの良さでもあります。
なのできちんと前を閉じずにマネキンやトルソーに羽織らせているだけのスタイリング表現がよく見かけられます。
それはそれで良いのですが、コーディガンを主役に、且つほっそりと見せたい時の注意点をあげてみます。
1つはインナーを濃い色でまとめること。
わかりやすく言えばインナーは上下とも黒でまとめてみるできれば靴まで揃えて。
それに対してコーディガンはやや淡目の色を合わせます。
そしてウエストをマークする。
コーディガンにはベルトが付属されているものが多いです。
ベルトを前で結んで表現する、ウエストのくびれを感じさせてみる、こういうことを行うとぐっとスタイルがよく見えてきませんか?
インナーのデザインも見せたいなと言う時は、前合わせを少し開いたままの状態でベルトを締めて見る、というテクニックもありですね。
こういったテクニックはコーディガンだけでなく普通のコートに関しても言えることです。
インナーを見せながら羽織る感じで表現するだけでなく、スタイルを良く見せたり主役のコートのシルエットを表現するときにはウエストをマークする表現もぜひ行ってみてください。
その時々で、1番表現したいポイントはどこなのか?
着こなし?シルエット?丈バランス?素材?
優先順位を整理してからディスプレイするのと、なんとなくディスプレイするのではお客様への伝わり方が変わってきますよ。
・・・・・そういうことです。
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