トラブルを味方に???
VMDコンサルタントの藤井雅範(ふじいまさのり)です。
忙しい日々が続いています。
小説を読みたいと思えど、 なかなか読む時間を作れません。
いつも寝る前にベッドの中で読もうとしますが、すぐに夢のなかに落ちてしまいます。(笑)
でも先日は、ある出来事のおかげでなかなか読み進めなかった小説を読み切ることができました。
伊丹行きJAL133便
羽田発伊丹行き定刻18時30分発 JAL133便。
ボクはトートバッグにその小説をしのばせて乗り込みました。
いつも2,3ページ読み進めるうちに眠っていしまいます。
その日もそうでした。
しかしその後の展開がいつもとは違ったものになったのです・・・
ふと目が覚めてあたりを見回すとすでに着陸している様子。
よく寝た、もう伊丹に着いたんだ、とその時は思いました。
しかし次のアナウンスはこう続けます。
『お客様の皆様へお知らせします。
この飛行機は機材整備不良が発覚したため、点検の為ターミナルに戻ります』というアナウンスが。
『なんや、まだ飛んでなかったの?
まだ羽田なの???』
しばらくたった後エンジン停止。
それに伴い、エアコンも停止。
気温はどんどん上昇してきます。
暑いなぁと思った時に再びアナウンス。
『皆様大変お待たせしました。
ただいま機材の点検チェックが修了。
正常な状態と確認できたため再び大阪伊丹空港に向かって離陸いたします。』
『あー良かったぁ・・・』
そして離陸のために滑走路に動き始めた直後、もう一度アナウンスが。
『皆様にお知らせします。再び機材整備不良のサインが点灯しております。お急ぎの皆さんには大変ご迷惑をかけしますが、ただいまから羽田空港ターミナルに引き返し新しい機材に乗り換えていただく準備を進めることとなりました』ということ。
関西国際空港へ行くことに・・・
結局その飛行機乗ってから1時間羽田空港から離陸出来ないまま、再び空港搭乗待合室に戻ることとなりました。
おかげで機材準備の為の小一時間、小説を読み進めることができました。
途中、空腹を感じましたが、あいにく、空港売店はすでにクローズ。
やがて新しい飛行機の準備が整った旨のアナウンス。
『皆様にお知らせします。新しい飛行機は行き先を変更して飛行いたします。伊丹空港着陸時間制限のため、行き先を関西国際空港へ変更となります』
『えーっそうなの?』
伊丹と関空ではボクの家まで約一時間近く距離が違ってきます。
それだけ余計に時間がかかるということ・・・
生み出された三時間の過ごし方
結局、予定の時間を三時間以上オーバーしての帰宅。
最初の、飛ばなかった機内での一時間。
関西国際空港までのフライトの一時間。
その後の関西国際空港からのリムジンバスの一時間。
集中して小説の世界に入り込むことができた。
お話は“大人の娯楽小説”といった感じ。
とっても楽しめました。
そして、羽田空港でお店がクローズしていたこともあり、夕飯を食べるチャンスを逸しました。
帰宅時にはもう食欲も喪失。
結局ビールも飲まず、水を飲んだだけで就寝。
そのせいか翌朝は久しぶりに空腹を感じて起床。
スッキリした朝を迎えることができました。
なかなか読めなかった小説も楽しめたし、夕飯もお酒も抜いたおかげで体調も良い。
その時間の使い方によって、不平や不満や不自由にも感じれば、ラッキーにも感じられる。
そう考えると、トラブルも実は意味のあるモノなのかもしれませんね・・・
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