SNS時代のMD|粗利益率をあげたければSNSを活用しよう!
こんにちは!
藤井雅範です。
ファッション業界でよく使われる言葉の1つに、MD(マーチャンダイジング)というのがあります。
- いつ
- 誰に
- どんな商品を
- どのくらいの量
- いくら(値段)で
提供するのか?を企画・設計することですよね。
これってファッション業界だけでなく、ほとんどすべての小売業に当てはまる業務だと思いませんか?
でもファッション業界でばかり耳にするのはどうしてだろう・・・
VMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)はそのMDにVisualがついたもの。
だからVMDもほとんどすべての小売業に当てはまる業務なんですよ!
3000枚の商品を売る場合
さて、MDについて。
MD業務の1つに仕入れ(バイイング)と言うものがあります。
例えば、3000枚の商品を仕入れる計画があります。
1人のバイヤーがセレクトして仕入れた場合
- セレクトはしてみたものの売れるかどうかはわからない。
- そして100枚ずつ30店舗に納品する。(一か八かの感で勝負)
- 店頭に並べられそれぞれのお店で販売が開始。
- 何枚かは売れ、何枚かは残る。
- 鮮度が落ちた商品は値下げされる。粗利益率が下がる事になる。
- 『値段が安いから!』それだけの理由で買われた商品が多くなる。
30人の、SNSでも影響力の大きいスタッフがセレクトして仕入れた場合
- セレクトしながらSNSで反応が聞ける。予め受注を取ることも可能。
- 30人が100枚ずつ販売する。(ほぼお客さまの顔が見えている)
- 予約販売も可能。ソーシャルメディアでの露出、店頭のディスプレイ、接客販売まで自ら関わることが可能。
- 限りなく完売に近い状態がのぞめる。
- 高い粗利益率が得られる事になる。
- 『あの人から買うことが出来た!』お客さんの購買満足度も高い。
ファンを作ろう!
SNSで影響力を持つということは、SNS上で『ファン』がたくさんいる状態のことです。
『ファン』というのは関係性の強いお客様や、SNS上でのフォロワーのこと。
あなたの事に興味をいだいている、信頼を寄せてくれている存在の事です。
『ファン』を作るのは一朝一夕で出来ることではありません!
全ては人と人との交流から。
コツコツと丁寧な発信を積み重ね、フォロワー・お客様と交流することです。
それを行った先に『ファン』となったお客様がいらっしゃる。
売り込みばかりの投稿や、ひとりよがりな投稿ではファンは増えません。
かといって、仕事のことを一切出さなくてよいわけでもない。
『個人』を出した自分らしい投稿で共感される。
『仕事』に関する専門的な投稿でお役に立つ。
その2つを地道に継続すること。
MDの大切な業務の1つである仕入れ(バイイング)
SNS時代の今、その方法を見直す良い機会かもしれません。
在庫を残したり粗利益率が下がったりしていては、誰もしあわせにはならないのだから。
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