そのパレードは万博会場へ
こんにちは!
藤井雅範です。
皆さんは『パレード』といえば何を思い浮かべますか?
ディズニーランド?
オリンピック?
それとも王室の即位や結婚式?
ボクが実際にパレードに参加したのは“神戸まつり”くらいかな〜?
“神戸まつり”の前身は“神戸カーニバル”。
その頃から“サンバ”で行進するのが恒例になったそうです。
ボクたちは社会人一年目の時に三ノ宮の街を行進しました。サンバのような華やかな衣装ではなかったですが(笑)
沿道で観るのも良いですが参加するのも気持ちよかったですねぇ。
『パレード』とは、お祭や行事のときに、見物人に見せるために屋外を行列で進むこと。
『パレード』というその言葉の響きが好きです。なんだかワクワクさせてくれる。
山下達郎の曲にもありましたね〜
1970年のパレード
ボクが生まれて初めてパレードを目にしたのは1970年のこと。
当時小学一年生だったボクは、学校から帰って祖父宅にいた。
家業が街の不動産屋さんだったので、祖父の自宅兼事務所である。
奥の座敷でぼんやりしていると父親に呼ばれた。
『国道を見に行ってごらん』そう声をかけられたので、素直に出かけた。
その国道2号線は祖父宅のすぐ近く。
そこで目にしたものはボクを本当にビックリさせた。
心臓がドクドク脈打つのを感じるくらいに。
普段は自動車が走っている国道2号線。
その時ばかりは普段と違う風景。
なんと、象と象使いによる大行列のパレード!
本物の象に人が乗っていたり、ロープで引かれたり。
見渡す限りの長ーい行列。
そして象使いはみんな外国人に見えました。
顔立ちも来ている服装も当時のボクには見慣れない格好だった。
『どこからやって来たんだろう?』『どこに向かっていくのかな?』『これから何が起こるんだろう?』『象は逃げ出さないの?暴れだしたりしないのかな?』???
もちろん象は象。しっかりと象らしく大人しかった。
象たちは人の良さそうな(像の良さそうな)、けど少しだけ寂しそうな目をして行進して、やがて過ぎ去って行った。
さて彼らの役割は?
あとで聞くと、大阪で行われる万国博覧会の会場へ向かっていったそうです。
おそらく、タイから船で運ばれ神戸港へ着いた。
そこから大阪の千里丘までこのようにパレードして移動したんですね。
万博でもパレードしたのだろうか?どこかのパビリオンでショーでも行ったのかな?
想像がつかないけど、圧倒的な数の象が大移動していたんです。
本当に、あれほど驚いたことはその後もないかもしれない。
そんなパレードの思い出。
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