見た目(ヴィジュアル)だけではダメ!! 伝わるVMDとは?
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
VMDとは、単に見た目(ヴィジュアル)だけに訴えるものではありません。
お客様にあなたのお店やブランドの価値を“視覚をメインとした五感で伝えること”をいいます。
商品の価値を、より高く伝わるように“体感してもらう”ことなんです。
見た目、ヴィジュアル、視覚だけではないのです。
お客様が購買を決定するまで
なぜなら、お客様が購買を決定するのは、視覚による影響だけではないから・・・
そのお店でどんな音楽が流れているのか?(聴覚)
そのお店でどんな香りを嗅いだのか?(嗅覚)
何らかの試食は出来たのか?(味覚)
商品の素材感はどうだったのか?(触覚)
こんな風に五感を刺激されることで、いつの間にかそのモノが欲しくなり買ってしまう、ということ。
もちろん、視覚は一番大切。
しかしそれだけでは不十分。
五感で訴えて、商品の価値が高く伝わるように体感していただきましょう。
『触覚』で価値を伝えよう!
例えば『触覚』
カシミヤのニットなら、そのヌメッとした手触りが魅力です。
この手触りを経験するのとしないのとでは、価値の伝わり方は違います。
Tシャツなどもそうです。
よくある“パックTシャツ”などは、サンプルを袋から出して、触れるようにしてあげましょう。
レザー製品もそう。
見た目だけでなく、その手触りで革の質が伝わったりします。
たとえ合皮であっても同じ。
デニムもそうですね。
リジッド(洗いをかけていない、糊がついたままのもの)のハードな感触を好む方もいれば、徹底的に洗い込んだソフトな感触を好む方もいる。
やはり触ることで、その価値は伝わりますね。
コートなんかもそうです。
ウールの素材感はもとより、その重さを感じることも大切。
しっかりした重さでより質感をだしたり、逆に意外に軽いことで機能性を感じたり。
もしも、『触覚』で訴求出来なければどうなるでしょう?
全ての商品が触れない。
ショーケースに入って、キレイにディスプレイされて、照明もきちんとあてられている。
見た目は美しい。
でも触れない。
素材感、暖かみ、柔らかさ、ツヤ感、重さ、ぬめり・・・
これが伝わってこない。
どうですか?
これでは同じ商品でも、購買される確率は大きく変わって来ますよね。
触りやすくしてあげましょう
だから触りやすくしてあげること。
展示、陳列されている場所で触りやすい工夫をしましょう。
畳み方、ハンガーの掛け方、POP表示などで触っていただきやすいように誘導しましょう。
こんな風に『触覚』を活用していただくと商品の価値がより伝わります。
購買される確率が高くなる。
同じように『聴覚』『嗅覚』『味覚』での工夫も有効です。
『視覚』を代表とする五感に訴える。
こうすることでより商品の価値が高く伝わるんです。
だからVMDとは見た目(ヴィジュアル)だけに訴えるものではない。
・・・・・そういうことです。
あおきさん、コメントありがとうございます!
お客様は、五感を使ってお買い物をし、購買を決定しています。
触っていただき、着ていただけるようコミュニケーションを取ることはとっても大切ですね!
藤井様
五感って、雰囲気のようなものだと考えておりましたが、笑 お客様に実際に感じていただく事が大切なのですね。
お店の香りは、ほとんど意識した事がなかったので、今日改めて体験してみます!笑
商品の手触りは、得意分野なのでは?
と思います。お客様に触っていただき、着ていただけるようコミュニケーションをとっていきたいです。
ありがとうございます!
青木由紀