『商品の魅力』を高くみせる鍵は店舗環境にあった!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
Nespressoはどんな改良をおこなったのか?
Nespressoってご存知ですよね。
ネスレ社が発売しているエスプレッソマシンやコーヒーメーカーのブランド。
そのNespressoが行なった調査によると、店舗の環境がエスプレッソを飲む時の感覚的経験の60%を左右している、ということがわかったそうです。
つまり、味そのものは同じでも店舗環境(どのような場所、シーンで飲むか?)によっておいしさを感じる度合いが60%も違う、ということ・・・
良い豆を挽きたてで淹れたのに、家で飲むコーヒーはカフェで飲む味にかなわない理由もココにあるのかもしれません。
その結果、Nespressoが行なったこと。
それは商品である家庭用のエクプレッソマシーンから、もっと香りが漏れ立つように改良したのだそうです。
カフェ特有のコーヒーの香りに満たされている店舗環境は、家で飲むコーヒーよりも圧倒的においしさを感じるのには有利なんでしょうね。
ZARAにみる、ファッションの価値の高め方
ファッションのお店でも同じことが言えるのではないでしょうか?
商品そのものは同じでも店舗環境によって感じる魅力は大きく違う。
例えばZARA。
ショーウインドウはまるでスーパーブランドのように演出されています。
まるで劇場の様な雰囲気のライティング。
使っているマネキンもスーパーブランドで使用されているのと同じシリーズ。
なのでとっても商品が良く見える。
プライスのプレートを見てビックリするくらい。
『えっこんなに安かったんだ。とっても高質に見えるのに・・・』
あっそうそう、マネキンってモノによってお洋服を魅せる力が断然違うんですよ。やはり良いマネキンは圧倒的に商品を良く魅せます!最近は模倣品をいい加減な規格で作ったものも出回っています。このようなマネキンを安易に使うと、お洋服の価値が下がってしまう危険が・・・
まとめ
『モノが良ければ売れる』、まだそんな風に思い込んでいませんか?
店舗環境を見直すことです。
お客様に商品の価値をどれだけ高く魅せられるのか?
お客様が感じる魅力、それを高く伝える工夫や改良。
ファッションのお店もすぐに取り組むべきでしょう。
・・・・・そういうことです。
藤井さん
ご無沙汰しております。
まさに同感ですね!!人・モノ・器の軸となるのがVMDですね。
ところで、セミナー、実施されるのですね。大活躍!時間がとれれば、拝聴しに伺います。
がんばってください!
takakuwa
高桑さん、コメントありがとうございます!
セミナー、是非お待ちしていますね。
またお会いしましょう。