メガネとコントラスト
こんにちは!
藤井雅範です。
IPとは
VMD用語で“IP”とは『アイテムプレゼンテーション』のこと。
そのお店で、商品が、お客様が手にとれるように陳列されている状態、またはそのスペースのことを指します
眼鏡屋さんで言えば、例えばこんな感じですね!
濃いウッドのテーブルの上に、アイボリーのシートを敷いてその上にメガネが並べられています。
サングラスの場合ならこんな感じ。
レンズに色がついているので、白い棚の上に置くとコントラストが出て、より商品がくっきりと目立ちます。
棚の色が茶色だとこんな感じ。
フレームの色と同化してしまい、商品が目立ちません。
白い値札だけが目立って、肝心の商品があんまり良く見えませんね・・・
ブランディングとコントラスト
ブランドによっては、内装で使用するカラーが決まっている場合があります。
例えば『CHANEL』
棚の色は黒。しかしその上にサングラスを置くと目立たない。
そこで白いライザー(商品を持ち上げて見せるツール)の上に置いてあります。
白いライザーの上なのでカラーのコントラストが出ます。
さらに棚から少し浮かび上がっていることで、『CHANEL』らしい高級感も出ますね。
ブランディング通りのカラーを使いながらも、商品を目立たせることが出来ます。
さらに上段では、斜めに角度をつけておくことで、『CHANEL』のサングラスの特徴でもある“テンプル(ツル)”の部分を目立たせることが出来ています。
一つの商品と向き合ってみる・・・
IPで大切なポイントのひとつに、“商品そのものがよく見えるように配置する”という事があります。
ひとつの商品と向き合って
- どんな素材の上に置くのか?
- どんなカラーの上に置くのか?
- どんな角度で開くのか?
- テンプル(ツル)は開くのか閉じるのか?
そんな事をじっくり考えることが、IPの基本でもありますね。
出来ることなら商品の価値をより高くお伝えしたい。
そのためにもIPを見直してみませんか?
この記事へのコメントはありません。