人間は売り込まれるのが嫌い!
VMDコンサルタントの藤井雅範です。
『何かお探しですか?』
なんとなくお店に入ったら、途端にお店のスタッフが近ずいてきて『何かお探しですか?』といわれたら・・・
なんだかお店を出て行きたくなりませんか?
『ゆっくり見れない、買わせようとしている、売りつけられる・・・』
そんな風に感じてしまいますよね。
そして、反射的に防御の体制に入るんです。
『お金を巻き上げられないようにしよう』って・・・
人間は売り込まれるのが嫌いな生き物
興味を持ってお店に入っていらっしゃっても、そのお客様に出て行かれたら元も子もありません。
人間はいくらお買い物が大好きでも、売り込まれるのは嫌いなもの。
だからお声がけするときには、売り込みに聞こえないように話しかけた方が良いのです。
ファッションのお店ならば、お客様がお召しになっているお洋服の話や質問。
こんなことから入れば、自然と話が膨らみやすいですよね。
売り込みに感じられにくい。
売り込みと思われないVMD表現
これって、VMDでもそうなんです。
これを売りたい、これを買って欲しいとして見せる、表現するとき・・・
値段、値段、値段、そして商品名、素材、機能そんな羅列のPOPばかりだとしたら・・・
おそらくお客様はその商品を購入する理由にまず値段の安さを基準にして選ぶことでしょう。
次に素材や機能といった“スペック”
つまり、ファッションを“モノ”としてしか感じにくくなるんです。
こうなると、価格競争になります。
『1円でも安いお店を探してそこで買おう』こんな気持ちが働きます。
とっても論理的に考え始めます。
もちろん、『絶対的に価格に揺るぎない自信がある、他のどこよりも安いんだ!』というお店なら、それはそれで良いかもしれませんが・・・
ファッションはコーディネートで大きく見え方が変化します。
お客様に与えるイメージも変化させることができる。
『このワンピースって女子力が高そうに見える。今度のデートのときにきてみたいな!』
『丈の短いショートパンツ。海に行くときに履きたいな!』
『体にフィットしているショートジャケット。できる女性に見られそう!』
お客様にこんな風にイメージを広げてもらうこと。
するとお客様の感性が働き感覚的に感情的にその商品が欲しくなるんです。
そんな思いで手に入れた商品は結果的に愛用されます。
しかし、『値段が安かったから』というだけの理由で手に入れた商品はどうでしょう?
コーディネートのイメージが膨らまなければ、場合によっては似合わなくて結局着てもらえなくて、『でもいいや、どうせ安かったから』・・・
こんな悲しい結末もあり得ますね。
まとめ
接客時のお声のかけ方。
お店でのスタイリングの表現方法。
ディスプレイでのシーンの伝え方。
どれも大切です。
論理的なお買い物から、感情的なお買い物ができる環境へ。
そんな風に導いてあげることが、お客様のためになります。
結果として、お店の売上がアップする。
・・・・・そういうことです。
藤井様
イメージを広げる、、、
メモしました!
それを意識して、お客様と会話します。
ありがとうございます^ ^
青木由紀