浴衣ではなく花火大会を、アウトドア用品ではなくフジロックを売ろう!
VMDコンサルタントの藤井雅範(ふじいまさのり)です。
街ではちらほら浴衣姿の女性を見かけるようになりました。
実際に浴衣を売っているお店も増えてきていますね。
手軽に日本情緒を味わうことができます。
浴衣が欲しいわけではない!?
本来は暑い夏を涼しく過ごすための機能も持ち合わせた浴衣ですが、今は機能面ではなく情緒面で着られています。
みなさんもうお気づきの方も多いと思います。
だから浴衣売場には近隣の花火大会の情報がポスターで貼られていたりしますよね!
そうなんです。
今、機能として浴衣を探している人はいません。
どうせ花火大会や夏祭りを楽しむなら、浴衣を着て情緒的に楽しもう!
花火大会の情報ポスターはそんな気にさせてくれます。
どうせなら浴衣を買ってみようかな?ってね。
だから浴衣売場における花火大会の情報ポスターは、自分では気づかなかった欲求に気づかせてくれる、という効果があります。
“浴衣というモノ”が欲しい人は少なくても“花火大会をより情緒深く楽しむという体験”をしたい人はたくさんいます。
花火大会の情報ポスターは効果的な販促物なんですね。
アウトドア用品には興味がない。でも夏フェスなら気になる!
同じような意味で、アウトドアのブランドショップなどでは“夏フェス”の情報ポスターが良いかもしれません。
“フジロック”や“サマーソニック”などなど、今から盛り上がる“夏フェス”。
ほとんど野外で行われるので、アウトドアブランドの商品は大活躍するはず。
普段アウトドアに興味を感じていない人にも、“夏フェス”好きな人なら反応があるはずですよね!
“モノ”だけではなかなか価値が伝わらない時代。
“体験”を想像させることで深く価値をつたえることができる。
・・・・・そういうことです。
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