あなたの話を伝わりやすくする「間」|村上RADIOを聴いて
こんにちは!
藤井雅範です。
しばらくブログが更新できなかったーっ!
昨日、篠木麻希さんのセミナーで時間管理のコツを聞いたから、これからはマメにがんばります(笑)
村上RADIO
先日、ラジオ番組で作家の村上春樹さんが自ら出演・選曲DJを担当する、という番組が行われていました。
ハルキさんがラジオで話すのは初めてだそうです。
お話される内容はもちろん全体の編集や演出も良くて、興味深く聞かせていただきましたよ。
空白の時間
番組中で流れていたエリック・バードン&ジ・アニマルズの曲『スカイ・パイロット』。
演奏時間は実に7分23秒もあったそうです。
当然ドーナッツ盤のレコードの片面には収まりきらない。
だからA面とB面に分けて録音されていたそうです。
それだけでも驚きですが、実際にラジオで流されていた時の状況が興味深い。
ハルキさんの話によると、なんとDJがその場でレコードを裏返していたそうです。
だからその時間は空白の時間・・・
ハルキさん曰く『空白の時間が面白い』
確かにラジオで空白の時間があるとちょっとドキッとします。
えっ、なんかあったのかな?って思ってしまう。
5秒以上無音状態が続くと放送事故、なんていう噂もあります。真偽の程は不明ですが・・・
そういえば以前(ずっと昔ですが)小説家の片岡義男さん(『スローなブギにしてくれ』の作者)がメインキャスターのラジオ番組がありました。
片岡さんの声は低音でシブい。
しかもたっぷりと「間」をとって話されます。
だから聞いていて時々ドキッとしました。
あまりにも沈黙が続くから(笑)
幸いその番組にはお相手の女性のキャスターがいたので上手くフォローされていました。
でもひとりで話していたら放送事故連発だな、きっと(笑)
「間」の効果
ラジオでは少々問題があるかもしれません。
でもお話をする時の「間」というのはとても大切です。
適度な「間」は話が伝わりやすいし、話に趣を感じられたりする効果があります。
人前で話していると沈黙するのが怖い。
「みんなが自分の話を聴いてくれている、だからどんどん話さなきゃ!」
そんなふうに感じてしまうこともあります。
まるで黙っていることが悪い事のように思えることがあるんです。
でも実際は逆。
どんなに良い話でも「間」がないと聞きづらい。
伝わりにくいんですね。
人のセミナーや講演を聞いていればよくわかります。
ずっと続け様に話されると、中にすっと入るタイミングが失われる感じなんです。
ボクが話すときに出来ているのか?ちょっとわかりませんが、自分のことは棚に上げて言います。
人前で話す機会の多い人は「間」を意識されると良いですよ!
せっかくの良いお話、内容だけではなかなか伝わりにくい。
「間」があなたのお話を伝わりやすくしてくれる。
そんなことを思い起こしてくれた『村上RADIO』でした。
また聴きたいいなぁ・・・
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